小栗旬×シュアリー・サムデイ/マジに面白いもの作ろうぜ

監督・編集:遠藤尚太郎
この映画の位置づけ的に、主役グループの誰よりも監督の方が動員力があるのは事実だろうし、実際私だって、小栗旬が映画を作るとどうなるかってことより、現場や作品へのスタンスとして常日頃ああいう風に言ってる人が、どんなものを作るかってことの方が興味あるからな。その中に綾野剛がいるの最高、うれしくって泣きそう、というのはもう前提ですよw。
そういう意味でこのナビDVDがオグリン中心の作りなのは分かってたことで、インタビューの大半を占める撮影時の不安とか現場での困惑、撮影開始2日前に脚本があがっていなかった、なんてはなしは不安要素になっても不思議はないんですが、イン直前に脚本があがってないなんて、山本P作品ではよくあることじゃん。大丈夫大丈夫w。
実際さー。オグリンってこの作品に限らず今までのインタビューでも大変だったとかいっぱいいっぱいだったとかある意味愚痴の多い人なんだけど(w)、それが実際は愚痴じゃなくて、一生懸命なにかをすることが大変なのは当たり前だし、一生懸命になれることそのものが幸せだって分かっているから平気で口にするんだってことは、なんに関わらずものづくりとか、部活とかでも良いけど結果が欲しくなるほどなにかを好きになった人なら分かると思うんだよね。だからこの人の愚痴は全然心配にならないんです。「なに惚気てんだよw」くらいの感じ。いるじゃん。「俺の彼女手がかかってさー」って嬉しそうに言う人w。
まあオグリンを中心に据える故に、せっかくのメイキングの大半が室内の衣装合わせに費やされているのは残念だけど、これってこのキャスト連とオグリンの関係を示すものでもあるからなー。いやこれおいしいよ。キャストファンなら買って損はありません。いくら見ても飽きないw。
綾野君的には制服の衣装合わせは必見です。爆笑w。つっかあの初期プランに駄目出して、あのキュートなベストを採用してくれたオグリンありがとう! あれ見せてもらえただけで相当うれしいw!
あとナイナイ岡村の演じるホームレスの衣装合わせは、なんでオグリンがあのカッコなんだろうと疑問に思ったんだけど、あれはオグリンがどういう状況であそこにいたかってはなしだよね。いやあれおいしいよ。ファン必見w。
DVDはスタジオ作業の衣装合わせやなんかが大半で、ラスト近くインしたところから一気にドラマの概要を見せる感じだけど、ストーリーライン自体は情報が出てるところから見当つくっていうのはともかく、最近思ったことなんだけど、映画やドラマってできが良いとか悪いとかより、それを見てうれしくなるか腹が立つかって分類の方が私にとっては重要なんだよね。普通の人はドラマ見て怒ったりしない、それは私が怒りんぼなだけだよ、っていうのは置いといてw。
んでその差って作品としてのそれの中心にいるのが誰かってところから生まれるなー、と思うから、オグリンと愉快な仲間たちを中心に作られたこの映画は、できはどうでも腹が立つようなものにはならないだろうと確信しています。楽しみv。