龍馬伝/第29話「新天地、長崎」

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演出:大友啓史
1865年。龍馬30才、高杉晋作27才、弥太郎31才(生年より単純計算)
M字前髪の高杉晋作伊勢谷友介)はかっこ良かったし、尾上君はあれだけの出番でも目を惹いたので満足。それ以外はむかつくだけの今回であった。なにもかもな!
あのさー。「海軍操練所を潰され、盟友武市半平太を失って龍馬は人が変わった」って言われても、「おまえそのふたつを守るために、役に立つことなんかしたの?」としか思えないんですけど。武市半平太大森南朋)の盟友のつもりなら、命を落とすようなことにならないようにそばにいろよ。とっとと自分だけ脱藩して楽しくえーびーしーでーやってたくせに、自分がつらい目に遭った顔すんなよ。このはなしにおいて龍馬(福山雅治)のやったことって、坂本の家に生まれたことと勝に出会ったことだけなんじゃないのって思うんだけど。しかもそれだけで大した苦労もせずにフラフラできてるしさ。ちなみに小学館辞書によると盟友とは「かたい約束を結んだ友」のことです。龍馬、武市さんとかたい約束結んでないよね? 勤王党結成の時点で最後までいるつもり明らかになかったし。
んで不快感の理由として、私は沢村惣之丞要潤)が嫌いである。龍馬を焚き付けて脱藩したのは自分の意志なのに、藩とか幕府のやることに腹を立てるだけで、意味のあることはなにもやらないサムライ根性丸出しの頭の悪さが嫌い。*1似たような理由で龍馬と行動してる土佐脱藩組は全員嫌い。陸奥陽之介(平岡祐太)は土佐組とは脱藩の事情から違うし、今は世間を知らないからやり方が分からないだけって感じするから嫌いじゃないけど。龍馬の申し出に3000両ふっかける*2グラバーは、要するに商売の仕組みを知らないバカを追い払ったんだろうし、冒頭の西郷(高橋克実)とのやり取りも同じことでしょ? 金の苦労したことのない人間が寝言言ってんなよ。つか操練所にいたのに、あきらかに他のメンバーより英語力の弱い龍馬って……。
んで収入もないのに料亭に上がって、注文もせずに他人の座敷の料理に手を出し、あげく大立ち回りをやるこの人たちの迷惑さが我慢なりません。型破りじゃなくって非常識なだけじゃん(θωθ)~* というかこれって、ようするにキャバレーで接待してる企業見つけて自分らに出資させようという計画でしょ? おまえらヤクザか。
こうやって考えると、高杉晋作はかっこ良かっただけでなんもしてないし、むかつくだけのはなしだったなあ。ああ高杉がピストル撃ったか。見ながら寝ちゃったのもまあ納得っつーか……。ああムカツク(θ_θ;。

*1:要はそういうキャラをちゃんとやってるせいでまたムカツク(-_-;。

*2:これって前に説明してた日米修好通商条約の関係だよね? 今の1800ポンド=40万弱くらいならまあ適正価格じゃない?