シュアリー・サムデイ[SPECIAL EDITION]
- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2011/01/07
- メディア: DVD
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つかコメンタリ参加と言いつつ綾野剛全然声が聞こえないんですけど、その分「綾野さん」とか「綾野剛」とかいっぱい聞こえてきます。ある意味“秀人”の存在すらそっちのけにw。そして明かされる意外な事実www。
つか大作ではないにしてもそれなりに役者としてキャリアを積んできた彼にとっても、この映画でこの役・このポジションって、公私ともにプレッシャーとか緊張感は大きかったと思うんだ。俳優綾野剛としても、知り合った仕事仲間と一緒に、ものを作ることになった綾野剛というオトコノコとしてもね。そういう意味でオグリンの言う「地面から緊張が伝わってくる」という初日インの日の綾野君のカットがさあ(笑。
実際この映画の綾野君はすごい好きなんだ。綾野君って私にとって「綾野君が演じている」という要素を抜きに語ることはできない人なんだけど、綾野君が演じることによって、この秀人というちょっとアリエナイ役が、ちゃんとしたオトコノコのキラキラ感を纏っているのがひとごとなのにホコラシイ気分っつーか。
最高に面白かったのが、宮城さん(横田栄司)と一緒の秀人がすごいいい顔してる、他とのシーンだと緊張してんのに、というのがさw。それは確かに役者綾野剛の緊張が反映したものではあるんだろうけど、秀人は宮城さんに恋をしているよね。いや腐ったはなしじゃなくw。自分に恋をしてもらう必要がないくらい誰かを好きになる気持ちってあるし、秀人がそういう「その人が存在するだけで幸せ」な恋をする一方で、気を許していないとかそんなんじゃなく、少しだけ自分を飾るとかそういう気持ちでこの中にいるのはそういうもんだと思うのだ。だってオトコノコってそういうもんじゃん。
それが分かる程度に、この映画に関わった人たちの精神年齢は低いのかも知れない。でもあらためて見て、だからこそ良い映画だなと思ったよ。