家政婦のミタ/#4

脚本:遊川和彦 演出:石尾 純
まあ遊川先生のはなしだからヤなはなしなのは決まってるんだけどさ。意図したものだと分かるイヤさ以上に、このおとうちゃん(長谷川博己)の造形だよなあ。どこまでねらってるんだろ。
なんかさー。「ダメ男好きだし」とか言ってるけどそんなライトなはなしじゃなく、こういうダメさが好きなわけじゃないけどきっと目の前でやられても責めることができないだろうなあ、と自分で思う程度にこういうダメさに弱いんだよね。そこでそのダメさを責められない自分が自分でいやんなっちゃうような、自己否定までしちゃって笑うしかないようなえもいわれぬイヤさ(笑。
別にさ。恵一@おとうちゃんはきいとか子供たちとかに愛情ないわけじゃないと思うんだ。それこそ死ぬってことも分かってないくせに死ぬとか言って大騒ぎした娘を叱るためになら、我を忘れて自分のダメさは棚に上げちゃう程度に考えるまでもなく子供たちが好きなんだよね。でもそれ以外の場面ではずっと、自分の至らなさが気になって、自分が子供たちを好きなのだと思えないってそういうことだと思うんだ。この人間違いなくろくでなしだけど、ろくでなしなりにちゃんとしたいとは思ってたんだと思うんだ。できずに自爆しちゃうとこがろくでなしなんだけどさw。
やっぱ今期一番気になるはなしなのは確かなんだよねーw。