綾野剛◆スタジオパークからこんにちは

目下気持ちの余裕など欠片もなく、大好きな(w)綾野君にも一瞬の癒し以上のものは求める気もない状態故、カーネーション退場後の周防役者のスタパー出演には「楽しみー♪」以上の気持ちはなかったのですが不覚にも泣かされました。だって石田監督のメッセージあったんだもん。
綾野君の経歴としてデビューの現場で23テイクを重ねたのはいまや有名なはなしだと思うのですが、その意味するところを実感できてる人ってほんの一握りだと思うんだよね。そういう意味で、私は自分がライダーファンであるとか白倉萌えであるとか、彼との出会いが澤田亜希であることとかのすべてに「ああ良かった」と心から思った。
「台詞は言えない、芝居はできない、動けない」と当時の彼を評した監督の、「努力を重ねることで今を迎えることができる」という言葉はほんと今の彼を見ていて思うことなんで、彼がそういう人で在ったことにファンとして心から感謝します。そうしなきゃいけないと思う。
綾野君が言ってたのってそういうことだと思うけど、周防があんなにも魅力的だったのって糸子としてのオノマっちゃんとかスタッフさんとかがみんな周防をすごく魅力的だと思ってたからだと思うんだよね。脚本家の渡辺あやさんのコメントにあったけど、番組自体が周防さんに持っていかれたこの3週間があることで、「カーネーション」という番組自体が化けたのはあるんだと思う。
最近の綾野君のお芝居が化けてるのは認めた上で、良くも悪くも相変わらず「綾野剛が演るとこうなる」というフィルターをかけることしかできない彼はどこまで行っても“演技派”ではないと思うけど、その存在感が求められる今を見られて良かったと思う。変だけど「好きでいて良かった」というのが実感の今日の放送であった。