クレオパトラな女たち/第3話

脚本:大石 静 演出:猪股隆一
だんだん裕(綾野剛)が可愛くなってきたぞ。つーか綾野君がブサ可愛くって良いぞv。
まあ今週一番怖かったのって、月々1万円ちょっとのお支払いで整形できちゃうって説明してたシーンだけどさ。現実の相場は知らんけど。でもまあ、ちょっとくらいお金払ったって、それでコンプレックスがなくなるなら安いじゃんって思うけどなあ。たかが容姿のコンプレックスで身動きとれなくなるのはつまんない人生歩いてるからだとは思うけど、それがなくなることで人生明るくなるんなら、前向きな選択だと私は思うけどなあ。
ただ実際、容姿の美醜に限らず一つの事実がそこまで絶対的に人生決めることなんかないわけで、今回の患者が最初の手術で変われなかったのも当然のはなしだよね。彼女に必要なのは自分の人生は他人に面倒見てもらう筋のもんじゃないって認識で、それを手に入れた彼女は、裕の言うように強さを手に入れたんだと思う。その強さが間違って見えても、最初の彼女よりひとつ進化してるのは事実なんだから、その方向が自分の好みじゃないことを理由に進化を否定するのはやっぱ違うよw。
てかそうやって納得したように言ってても、実際そんなことはほとんどどうでも良くて、今週の面白さはほとんど裕の寛大さの図に乗った峯太(佐藤隆太)に対する裕の、「他のことなら目をつぶっても、そこは俺許さないからね」アピールですよ。おかしー。あれはやっぱ男のプライドの問題だよねーw。←笑い事
つか私峯太嫌いだけど、今週のあれは気持ち分かったけどなあ。峯太って結局、親の存在を否定しちゃった分、裕の気持ちに甘えることを自分に許しちゃってんだよね。だって気持ちが張りつめてる時って誰かに甘えたいじゃん。←自己投影発言w。
そのネタがあれなだけに許せないと裕が思うのも当然だけど、裕の気持ちだってそこで怒ったというより、「これを許しちゃったら俺が可哀想」って感じなんじゃないかなあ。だって裕が怒ったのは峯太がふゆを傷つけたことじゃなく、峯太がそんな風に自分やふゆを傷つける人間だってことだと思うもん。でも見ている限り峯太って1話からずっとそういう他人に厳しく自分に甘い男だし、それに裕が気づけてないはずないじゃんねえ(笑。だから今週のあれってその辺分かった上ですねてたっていうか、「あー俺なんでこんなやつが好きなんだろう。でも好きv」ってリアクションだと思う(笑。
なんつーか大石静の脚本って男のダメさがリアルだよなー。ダメ男好きなんだろうなーw。