悪夢ちゃん/第1〜3話

脚本:大森寿美男 
演出:佐久間紀佳(1,2)猪股隆一(3)
面白い。面白過ぎる。1話の時点じゃモップガールの進化系、北川景子の2012年Verってくらいの印象だったけど、1話ごとにどんどん面白くなるよ。これって夢に浸食された彩未(北川景子)の嘘が、どんどん剥ぎ取られていく面白さだと思う。
ああだけど、彩未は「剥ぎ取られて」るんじゃなくて、自ら「脱ぎ捨てる」ことを選択してるよな。別にその嘘は誰かに強制されてついてたものじゃないし、彩未自身はそれを不本意だとか思ってなかったはずだもん。だけど結果的にそうやって本音をさらけ出すことで、彩未のなにかが変わってることも事実だし。
だって誰だって本音だけで生きていけるはずなんかないし、本音だけの人格なんかその方が嘘っぽいと思うんだよね。そんな空気読まない生き方疲れるじゃんw。それでもそうやって楽に生きるためについてた嘘で、不自由になっていたのもそれは事実で、彩未はその不自由さからは解放されてるんだし。
不満として、景子ちゃんの相手ががっくんではおっさん臭すぎないかってくらいなんだけどさ。がっくん確かにきれいだけど、景子ちゃんと並ぶと年には勝てないなー、と思うの。そういえば「なぜこの役にがっくん?」と思ったけど、大森寿美男って風林火山の脚本家だよなー。
脚本もすげーしキャストもずっぱまりだし、この番組に関しては悪くなる要素が考えられません。神ドラマの予感がするw。