八重の桜/第2話「やむにやまれぬ心」

脚本:山本むつみ 演出:加藤 拓
はなしの中心は佐久間象山奥田瑛二)の蟄居と子供八重(鈴木梨央)の暴走だけど、砲術を学びたがる様子とか、それに対する父親(松重豊)の態度とかちゃんと子役で見せててドラマとして見応えあった。ゆくゆくはオダジョになる子供新島(小林海人)の顔見せとかもあって、キャスティングの線の細さが若干気になるけど(西田敏行が福島出身じゃなかったら、もっと線の細いことになってた予感(^_^;)、ドラマ全体として先までちゃんと組み立てたダイナミックなドラマだなー。映像もきれいだしふつーに面白い。出てる役者も好きな人が多いし、まあ好きな人ばっか過ぎてできあがりが見なくても分かる感じがちょっと引っかかるのは己の問題w。
容保様(綾野剛)の心の支えとなる照姫様が稲森いずみって辺りには、全国に何人いるか知らない綾野剛ファンがニガワライしているでしょうが、この前まで峯太(佐藤隆太クレオパトラな女たち)をめぐってた人たちがこの関係ってなー。まあ峯太にとって裕がそういう相手になる可能性って最初から0だったと思うから、あえて三角関係とは言わんけど。照姫様の子役はイメージ違ったが、容保様の子役(山下哲平)はわりと面影あってそういうとこも満足。
ぶっちゃけ八重さん(綾瀬はるか)って生き方にあんま良い印象ない人なんだけど(だって全然ならぬことはならぬ人じゃないじゃんw)、いろんな人のやむにやまれぬ思いを淡々と描く中で、八重の思いもくみ取られることに違和感はなかった。来週も楽しみー。