僕のいた時間◆絶望で終わらない物語

見ていてずっとすわりが悪かったのは、ぶっちゃけ第1話のファーストシーンを見ていたからで、ALSにかかった拓人(三浦春馬)がどんなに真摯な生き方をしていたって、結局はあの絶望に至るんだろ?という気がずっとしていたからです。
しかし問題のシーンには先週至ってしまって、実はそこでちょっとしたコーフンがあったというか。「ああこれって、絶望では終わらないはなしなんだ」と。
この手のヒューマンストーリーってあんまり好きじゃないんで、この脚本家のいわゆる僕生き3部作とかいっこも見てないんだけど、この番組は春馬と風間俊介がすごい良くて、見たら見入っちゃってました。私多部未華子もあんまり好きじゃないんだけど、恵にはすごいあってたと思う。あの見ていていらいらするようなどんくささとか、でもこうと決めた時の強情さとか。←言い種がヒドイw。
どんなに高潔な生き方をしていようと、死の恐怖というのは厳然とあるわけで、それと戦う武器が拓人の場合目標だったんだろうけど、それができなくなった時どうするんだろうとずっと思いながら見ていたから、ラスト2週はすごい見応えあった。
あえて見直したいとは思わないけど、ほんと濃いドラマだったよなー。良作だったと思う。