信長協奏曲/第7〜10話

つーか恒ちゃん(向井理)はさあ。自分が裏切ってサブロー信長(小栗旬)に許されたことをどう思ってんの? 織田家のためとかどうこう言うけど、織田を裏切った恒ちゃんやモリリンを、許して受け入れてきたのはサブローだよね? 恒ちゃんは知らないことだけどおゆき(夏帆)だってそうだしさ。みんな本望だったとは言わないけど、真っ当に恩のある人に命がけで恩を返してるじゃん。
その中で、恩知らずにこんなこと言ってる恒ちゃんの「クダラネー」感が痛いです。りーちゃんがこんな役で良いのか? なんか納得いかん。
サブローと信長の立ち位置の違いって、サブローがただの高校生で、織田信長を「なんだか知らないけど偉い人」としか思ってないことだと思うんだよね。もちろんその中で、自分の行動が天下統一に向かうことの漠然とした認識はあっても、それは現みっちゃんである織田信長の代わりですらない、漠然とした「織田信長」に代わる行動であってさ。対して信長の方じゃ、自分が稀代の覇王として天下統一に向かった歴史は知らなくても、慣例的な戦国時代の織田家嫡男として、天下盗りの攻防に名を連ねているのにそれは自分じゃない、ということへの妬みとかそういうのがあるのかな、とは思う。でもそれはこっちが思うことであって、実際どうなのかっていうのはみっちゃん見ても分かんないんだよね。それはこの後の映画とかのためにあえてぼかした見せ方になっているんだろうけど、やりにくそうでオグリンが気の毒w。
てかみっちゃんが信長のままなら現状の織田家の勢いはまずなかったわけで、「じゃあ本当の織田信長って誰よ?」ってそういうはなしだと思うがなあ。
どうでも良いけどおはなしにお市水原希子)が出てくるたび、脳内で浅井三姉妹が歌いだす私としては、柴田勝家脳筋ぶりが生理的に不快ではある。こんな人だったとは思いたくないけどなあ(^_^;。