信長協奏曲/第11話(最終話)

番組に文句がないとは言わんけど、最終回は文句なく面白かった。まあその面白さが、「サブローの内心を演技で見せるオグリンすげー」とか、「高橋一生良い役ー。現代人サブローが、己の葛藤を乗り越えて、未来への覚悟を背負うにふさわしい見せ場だよ。こいつやっぱすごいわ」とか、「ああ諸悪の根源なのに。ひげだって青いのに。しかもきっともうけっこういい年の役なのに猿くん(山田孝之)美しい。なんなのこの破滅を呼ぶ魔少年っぷりw」といった役者萌えによるものなのは否定せんけど、逆に言えばそういう役者の力を存分に堪能させてくれる最終回だった。そういう意味では久々に、すごく見ごたえのある、しかも映画へのテンションの上がる良い最終回だったと思う。
サブロー(小栗旬)と帰蝶柴咲コウ)、長政君(高橋一生)と市(水原希子)の、二組の夫婦の別れも感動的だったし、館を出るサブローを呼び止める帰蝶がいつもの姫装束じゃないのも、サブローさえ許せば一緒に館を出たい帰蝶の気持ちを映していじらしかった。
燃える館があまりにもCGくさいとかはあっても、なんつーか久しぶりに作る方の本気を感じた番組だったな。だからっていろんなちぐはぐさがなしになるわけではないけど。
とりあえず映画の公開は今から楽しみだv。