おんな城主直虎/第43話「恩賞の彼方に」

脚本:森下佳子 演出:藤並英樹
すっかり「井伊万千代物語」と化している直虎ではあるが。この癇癪持ちで才走って功名心ありありの小僧に大河の主役が張れるかというのはまたはなしが別で、この展開ってこの番組が「おんな城主直虎」だから成立するんだよなー、と思う。
んで私はどうも菅田君が重要な脇をやるドラマが好きみたいだ。すげー傍迷惑なDQNだけどなんか可愛くて、その痛々しさを愛している人が真ん中にいるはなしが好き。主役だとこの痛さに目がつぶれなくなるか、せっかくの個性が大人しくて台無しになるかのどっちかなんだよねー。
いや今週も面白かった。冒頭殿のご寵愛(((爆笑)))を拒んでおきながら、めんどくさくなるとしゃあしゃあと「殿のご寵愛を受けた」と騙るこの厚かましさw。しかもそれを殿に話して聞かせるこの根性を、野放しにするのは甘やかし過ぎじゃないでしょうか。