プロゴルファー花/#13(最終話)
http://www.ytv.co.jp/hana/
脚本・演出:福田雄一
冒頭で今出川(井上正大)のやってることがまんまライダー大戦で、「これ福田さんがあれ見てリスペクトしてんじゃないの
はなしとしては久々にすっっごい面白かったけど、花(加藤ローサ)への好感自体がもうすっかりないもん。愛の力で調子が戻るなら、家族への愛で持ちこたえろよ。優勝したら結婚してくれと言う女の前で花を応援する今出川もひどすぎません? リコ(片瀬那奈)に同情して泣けたんだけど私。
今日の展開だけ見たら、ニコニコ金融にしてもいろいろちゃんとカタルシスだったんだけど、ここ数週間のgdgd展開でそれがカタルシスにならないよー。ここんとこの展開だったらいっそ、闇落ち今出川の仕打ちに花が颯爽とリベンジの優勝!とかの方がよっぽどカタルシス。惚れた女が調子崩しているのを指くわえて見ている刺身のツマ王子より、現実的な助言と援助の意志をくれる特上カルビ王子の方がかっこ良いです。
最初はほんと面白かったんだけどなあ。途中のイップスのような番組の失速でテンション下がりまくり復調の兆しなし。まあゴルフウェア(=今出川)は、ちゃんと視聴モチになるくらい可愛かったよ。
野阿梓/伯林星列(ベルリン・コンステラティオーン)
- 作者: 野阿梓
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
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2008年に刊行されたのを去年の11月くらいに買って、一章まで読んで放ってあったのを最初から読みました。まあそこらでリタイアしなければラストまで大丈夫だと思う。読み直しはじめてからはけっこう一気だった。
デビューがハヤカワSF文庫コンテストなのに、その後ほぼ10年の後に本人いわく「801に目覚め」て初期からのファンをドン引きさせている人だけど、私は初期のシリーズより、その後のはなしの方が好きなんだけどね。いやポルノグラフィーとして使えるとかじゃなくて(ポルノにこんな美文はいりませんw)、801に目覚めた後の定番キャラである、身体的に虐げられる故に精神の靭(つよ)さを手に入れていく主人公の方が感情移入できるから。特にこの伯林星列は、扱いとしてW主人公といっていいであろう、叔父の手で苦界に落ちる非力な貴族の美少年・操青と、日本の正義を真摯に求めるが故に政治の表舞台を降りざるを得なかった黒澄をはっきり対比して描いてるんで、構造としては分かりやすいと思う。……まあそれでもいろいろボリューム過剰なんだけどね
このボリュームがこの後のはなしの序章で、この後のはなしも「どれくらいの長さで、一体いつ終わるのか、見当もつかない」「1941年(昭和16年)の可能世界を、どう描くか、というアポリアをクリアしない限り、その世界像を構築することは至難である。」*1と明言されてる以上いつお目にかかれるか分かりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
やっぱ個人的には「野阿梓の仕事にハズレなし」だからねー。
GOLD/#1
http://www.fujitv.co.jp/GOLD/index.html
演出:河毛俊作
言うまでもなく綾野剛目的ですが、まったく出てないよねえと思っていたら、予告に出てくる前に顔がそっちを向いた。相変わらず精度抜群だぜ私の綾野君センサーw!
というわけで今週は綾野君の出番もなく、苦手な天海祐希主演ドラマで脚本野島伸司かよー、とは思ったが、さすがだなー、と思うはなしの上手さであった。相変わらず心ないはなしだけどね。演出もポイント押さえた上手い見せ方で、テンポも良くって笑えたし、これなら全然見るの楽しみです。ラッキーv、くらいの感じ。
おはなし自体に心の動く要素はないし、全体にキャスティングは好みじゃないが(「今時のイケメン」を綾野君にしなくても良いと思うけどなあ、←バチアタリw)最後まで楽しく見れました。このままで行くと良いなv。