仮面ライダー響鬼/伝える絆

番組も後半にきていきなり制作者の“明日夢を鬼にするぞ”計画がヒートアップしてるような。
まあ鬼は人不足の上に関東だけでも引退を控えていそうな人もいるし志してすぐなれるもんでもないから、つかまえられそうなのがいたらつかまえる前提で考えちゃうのは自然かもねえ。
しかし鬼をある種格闘技のスペシャリストのような、本人の天分とやる気の相乗効果ではじめて生まれるものだと思っている私には違和感のある流れではある。
そういう意味で「修行してたけど、親の反対でリタイアした」という努の存在はリアルで良いなあ。
「親の反対で」って言ってるけどきっとそれだけじゃないし、でも「親の反対で」って言っちゃう弱さも含めて鬼になるには不十分だったってことだもんね。
こういう人がサポーターについたり、銀になったりじゃあかんのかね。
鬼ほど危険な仕事じゃないだろうし、その流れでまた鬼を目指しても良いんじゃないかと思うんだけど。
まあ親にしたら猛士に関わるだけで心配か。
高校生の息子が鬼になるって言ったら、私が親でも反対するしw。

しかしみどりさんかわいーなあ。中学生時代のヒビキとみどりさんを学校で見たい。
さぞかしズレた人間性で、級友をひかせていたことであろうw。
個人的に私はみどりさんのことを人間的にヒビキに似た人だと思ってるんだけどヒビキが根本的なところで持っている弱さがみどりさんにはない分、ほんとの意味で強いのはみどりさんじゃないかと思う。
その辺の描写は「クウガ」の五代と桜子さんともかぶるけど、あの二人はあんま考え方も似てないしそんなに印象のかぶる人物像じゃなかったんで、こっちの方が印象が強い。
あ、ヒビキが持っている根本的な弱さっていうのは私が弱さだと思うってだけでそれこそ五代に感じたのと似た質のものだから、たぶん高寺Pにとってはむしろ男の生き様への美意識といった、讃えるべき性質なんだと思います。
だからこそ桜子さんやみどりさんにあって、五代やヒビキにないんだろうからさ。
具体的にいえば、努が「言いにくいことはっきり言う」って言ったようなことだけどね。

トドのTシャツは今週もこれかあ、って、そういえば先週は変身せずに終わったんだっけ?
生身で戦うザンキさん、強すぎませんか。変身しないで互角に渡り合ってるんですけど。
生身でアクションができる人だからおいしいのはおいしいんだが、これはこれで無理のある演出だよなあ。
いやかっこいいからうれしいのはうれしいんだけどね。今だからこう言ってるけどリアルタイム放送時にはソファから飛び下りてテレビにはりついたしw。
今週の戦闘シーンはザンキさんから始まって、イブキ×きものコンビ、ザンキ×白い男が
テンション高くてかっこよかったよー。
あの金縛りになる描写は絵的につらいなと思うは思うんだけどw。
毎回水に落として終わるってことは、やっぱ殺す意志は最初からないってことよねえ。

んで期待のヒビキ×ザンキの三十路語りですが。
あのー、ヒビキさんがザンキさんに敬語で話すのちょっと違和感あるんですけど。
年も上だし、たぶん修行を始めたのはザンキさんのが早かったからってのは分かるんだけどほぼ同期のはずなのに他人行儀っぽくないすか?
誰にでも懐こいヒビキさんがそんなふうだと、ザンキさんの「話しづらいぞオーラ」描写の一環ぽくってちょっと悲しいぞ。
ただまあ内容に関しては、仮面ライダー響鬼という番組を見ていて
「人助けは偉いことだけど、やりたいことをものにするために鍛える価値は、命がけで戦う鬼も部活動とか友人関係でも同じなんだ」というようなことを言ってるんであろう、と感じていたのを裏付けてくれるようなものでちょっとうれしかったり。
まあ「やりたいことが人助け」になったのが鬼の人たち、という描写を明日夢ですれば響鬼という番組的には完璧な流れだとは思うんで、そういう意味では期待しよう。

あ。そういえば、携帯使えないのにディスクアニマルの分解修理はできるヒビキさん、ってのもかなーり和感あったぞw。

化け猫屋敷で猫が暴れているとこ、猫だけにじゃれあってるのかと一瞬思ったら
あれはDAをつかまえようとしてたのね。
灼熱深紅の型は勢いあると良いけど、やっぱ時間が長くなると単調になるなあ。その戦闘シーンの中で鬼石を貼付けて音撃棒打ち込んだのに倒せない、という鍛え足りてない描写をさりげなーく入れられてるトドもちょっと可哀想w。

しかし響鬼を録画するようになってはじめて今日、終わってすぐに2回目見たのが正直な感想だったり。
そういえば、地下で油を売って帰ってきた明日夢の首をあきらがつかんだとこは「この子旦那を尻に敷きそう」とは思ったなw。

ところでトドがいればすいかの2個や3個恐くないよね。
でなくてもあの人数なら簡単に消費できるじゃろ。