道楽にいくら払えるか。

ちょっと面白い記事を見つけました。
http://sinden.blog6.fc2.com/blog-entry-112.html

私の住まいの方では朝日系列のチャンネルがないので本来平成ライダーシリーズは見れません。マジとプリキュアは少し遅れて夕方に放送しているので、あまり集客力のあるコンテンツとはみなされていない模様。私自身は住んでいるところのCATVが隣県の朝日系チャンネルを放送しているので日曜朝に見ていますが、県内全域そうだと思っていたら、県内でも地域によってはCATVに加入していても、デコーダー付きの多チャンネル視聴コースじゃないと見られないそうです。

自分の子供の頃を考えれば“仮面ライダー”が見られないというのはすごい大事のような気がするのですが、確かにファンの欲目で見ても響鬼が見られないことが小学生にとって、そう大事である気はしません。自分の子供時代のことにしても冷静に考えれば、自分にとっては大事だっただけで他のクラスメイトにとってどうだったかは分かりません。クラスが仮面ライダーの話題で盛り上がってた記憶って実はないんですw。

それでこの記事の事例について考えた場合、響鬼単体には1200円でもきついなあ、という気がするわけです。今の時点で響鬼が見られなくなったら2000円くらいは出しちゃうとは思うんですが。チャンネル編成が変わって来年から追加コースに入らないと朝日系見られない、なんて事態になったらあきらめるかも。
今現在CATVに3000円、WOWOWに2000円、DVDのオンラインレンタルに2000円を毎月払っていて、自分ちょっと馬鹿だなあ、と思ったばかりだしw。
ただこの前書いたみたいに現在放送中の東映特撮をネットするチャンネルがあれば、東映チャンネルレベルの1500円くらいは確実に払うし、視聴のための工事費10000円くらいはかまいません。

しかし「HERO Vision」の広告を見てみたんですが、カラー広告は全てavexバンダイヴィジュアルが打ってるんですよね。イケメンヒーローブームなんて言葉はあっても、そんなものが商売になるとは誰も思ってないってことです。

太秦のイベントに飛行機に乗っていく人間が多少いても、かかった交通費は映画村には関係ありません。チケットが万単位で取り引きされても、映画村の収入は正規の料金だけです。大きなお友達の経済効果なんて、実際たいしたものではないのです。

番組をペイチャンネルにして制作費を出すって、良い方法だと思うんですよ。でも現実的に考えてみると、あまり成立する気がしません。そもそもこの問題の大元ってバンダイに発言力があることじゃなくって、“おもちゃが魅力的に見えない”ことでしょ? それは戦闘シーンに魅力がないということで、じゃあPの交代がなかったら、そのまま1年間しょぼい戦闘シーンを作り続けたんですか?

バンダイがスポンサーになって特撮を作るのは、“戦闘シーン”という“特撮番組最大の見せ場”を作るモチベーションを保つ意味で、むしろ良いことなんじゃないの、と個人的には思います。
ただもう少し大人向けのストーリーを見せてくれる番組を見たいなら、ファンド作ってVシネ作るとか深夜枠を買い取るとか、お金集める方法を考えてみるのはありなんじゃないでしょうか。

もっとも“不特定多数の特撮マニア”というスポンサーのめんどくささは、バンダイの比じゃない気はしますけどね。