H2〜君といた日々

H2 ~君といた日々 DVD-BOX

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弓削君評価にかなり信頼を置いてしまう「diaria soliloquia」さんのお薦めに先日レンタルでVol.5を視聴。……いや、他はみんな貸し出し中だったもんで。「とりあえず弓削君が見られりゃ良いや」という視聴姿勢ですんません(笑。しかし勢いでDVD BOX買っちゃう自分がかなり。
O.A当時は気にも止めていなくてしてたのも知らなかったドラマだけど予想外に面白くて。思いがけずはまってしまいました。あだち充原作漫画のキャラって見ていて「腹立つ」としか思わないんだけど、免疫ができているのか耐えられちゃうんだよね。それでもひかりや春華はむかついたけどw。英雄と比呂もいらついたけど。って、じゃあ何が良かったんだよ!

ハツカレ」とか「恋文日和」みたいな“高校生もの”一般にいえることですが、自分第一で他人のために動けないなんてこの年代なら普通のことで、その不器用さが可愛く見えれば許せるんですね。正直このドラマの主役4人からはそういう可愛さって私は感じなかったんだけど、キャッチャー野田(中尾明慶)とか比呂と英雄の関係とかずっと良いわけじゃないけどたまに良いやつな木根(石垣佑磨って、夜王で見てた時は気付かなかったけど可愛かったのねw)とか、トータルに見た感じがなんかいじらしくて、私は特に野田のキャラで「この子が色々してやろうと思うんだから、みんなどこか良いところがあるんだろう」と寛大に見てしまえたところがある。でもきっと、この後なにかのドラマで中尾君を見ても眼鏡がなければ気がつかない気がする(笑。

肝心の弓削君に関しては、私は弓削君が出てきた時点で真面目に見始めちゃうからあんまし公平な見方はできないんだけど、このドラマに関してはあまり意識しないで見たなあ。Vol.5辺り、知らなかったら弓削君だと気付かなかったかも。あまりにもナチュラルに普通の高校生で、いや、でかいんだけど(笑。
大竹(弓削智久)のポジションって島君(中村友也)のドラマを心配そうに見ていることしかできない、というある意味いつもの役回りなんだけど、こういう役やるとほんっと良いよね(笑。
比呂に怪我させた時の茫然自失ぶりとか「これで良かったんだ」と島につぶやくとことか、ほんとこういう、たいした役じゃないんだけどおいしいとこかっさらってく役が多いなあ。ここ一番の存在感は認めてもらってるってことなら良いと思うし、目に付きやすい分役者としてはおいしいポジションだと思うけど、弓削君の普通に埋没できちゃうとこも私は好きなんだけど。

最終回の時点でみんな夢をかなえているとか、比呂の両親の意味不明なエロ馬鹿ぶりとか、ひかりのキャラのリアルなヤな女ぶりとか、安さが気になる部分は多かったからリアルタイムで見てもはまらなかった気がするだけにまとめて見れたのは良かったと思う。それにしたって1クール分のドラマを一気に見る私も馬鹿だw。
しかしこりずに今日も見ようと思ってる時点で、diaria soliloquiaの翔一さんには大感謝。
こちらの感想は視聴者が脊髄反射的に拒否反応出しちゃうところであっさりその奥にあるものを見つけるようなところがあって、前回のカブト感想にも感心したんだけど、ほんと書くならこのくらい面白い感想が書きたいものだと思わされます。