弁護士のくずcase9「夫婦三十年の追憶」

ずっとローテンションでブツブツ言っててごめん。今週良かったよ。奥さんがIT社長に食ってかかるシーンで泣いちゃったよ。
思えばアニメでヒカ碁にはまり、原作を大人買いして一気に読んだ時その盛り上がらなさに唖然としたもんだけど、それに近い感想はこの「弁護士のくず」を読んだ時にも持った。ひとつのエピソードを1本のはなしにふくらませたものに最初に触れると、原作が骨組みだけに見えちゃうんだよね。そういう意味でこの数週間は骨組みを、無関係な遊びで水増ししてるだけのはなしだった気はやっぱするなあ。
今週のはなし、ずいぶん元のはなしをいじっている気がしたけど、読み返してみたら子供がいないことにしていることと、3か月で解雇されたことを言えなくて会社に通うふりをしていたはなしがなくなっているくらいしか違いはなかった。“会社に通うふり”なんてのはむしろ味付け部分だから、それを削るっていうのはなかなか思いきった改造だと思う。その分映画「追憶」にまつわるエピソードを入れ、いったん離婚させることで旦那に荷造りさせて30年以上前のパンフレットに書いた女房との最初のデートの日付けなんつーだっさいもんを見せた脚本家の仕事はなかなかお見事でした。
瀧本智行さんねー。名前覚えたよー。
あ。それはそれとしてパンツ丸出しで寝ぐされてるえっちゃんはなかなか目のやり場に困りました。このドラマ、ふつうのシーンなら九頭は九頭としか見ないんだけど、えっちゃんの脚を見ちゃうとちょっと平常心が。どうでも良いけど腰痛めた人ってどうやってパンツ替えるんだろう。