弁護士のくずcase10「名門大学生の犯罪」

ああなんか久々に王道くず路線で面白かった。武田は出張れば出張るほどうざいけど、武田がうざいほど面白いのは確かだよなー、このドラマ。
しかしそろそろ番組が終わるっていうのに、相変わらずなんも見えてないねえ、タケちゃん。ま、タケちゃんが真実見抜くようになったらこの番組半分も面白くなくなるんだろうけど。
でしゃばる武田は面白かったけど、脚本はちょっとぎくしゃくしてたかなあ。くずたちの捜査活動と被告の彼女とかに会うシーンがやや分離ぎみ。これは原作では定時制高校のヤンキーだった被害者を名門大学生にして女子大生ネタ絡めたせいもあるかと思うけどあんま意味なかったような。この番組、変なところで名声志向というかステイタスにおもねるところがあってちょっと。番組サイトを見るにプロデューサーが生真面目な人っぽいからしょうがないのかも知れないけど。まあ確かに“良いはなし”に走った方が番組評価は高くなるんだよねー、どっかの仮面ライダーみたく。高い評価と視聴率は関係ないんだけどさ。

「毎週木曜10時にテレビに出てる」とか「2年ぶりの連ドラなんだからラブシーンは女優としたい」なんていう楽屋ネタのアドリブがおかしい。こういう「どうせお芝居なんだから」みたいなネタは舞台では珍しくないんだろうけどテレビじゃ珍しいよね。下手したら生々しくなっちゃって外しちゃうし。これは“二枚目俳優トヨエツと伊藤英明が組んでるコメディ”という企画自体の面白みを踏まえた上の異化作用。それを面白いといえるか否かは好みもあるとは思うけど。私もトヨエツじゃなかったら叩いてそうだ。
まあそういう遊び自体はかなり好きだし、そういうことしそうな人っつうのもあんまいないんだけどね。
このドラマのえっちゃんはすごい面白いよなー。

あ、そうそう。大学4年生が20才てのは初歩ミス過ぎるでしょ。