仮面ライダーカブト/第30話「味噌汁昇天」

先週見た時も思ったんだけど、アバンのあの雰囲気ボウケンジャーっぽくね? 今週はぼっちゃまのかぼちゃブルマーとあいまって、1時間ボウケンジャーが続くのかと思ったよ。
しかし今週も、突っ込みどころは満載ながら面白かった。そもそもいい年した大人が特撮ヒーローもの見て、突っ込みたくならない方が変だと思うんだ。要はどういう気分で突っ込むかだと思うの。面白ければ突っ込むのも楽しみのうちさ。

というわけで内容。加賀美はサルのバイトやめて佐川急便のバイトしてるんでしょうか。お願いだからその横縞ポロはやめてくれ。君に見た目の良さは求めていないけどそれだけはなんかイヤだ。ガタックゼクターのCMの黄色い服より嫌だ。
ぼっちゃまってワームに変身するのに条件とかあるのかね? 岬犬とデート中に変身とかしたらどうなるんだろう。初期の頃に「やつが近くに来ている」とか言ってたから気配は感じるんだろうけど、その気配は自分の体内から出てるんだろうからなあ。気配を感じても本体を見たことはないだろうし、どう思ってるんだろう。「姉さんを殺された時に見たきり」って認識なのかな。
そういえばぼっちゃま。お金ないのにそんなお金かかるデートしちゃだめだよ。72円しか稼いでないくせに。そもそもデートしたいなら最初に相手の都合も聞かないと。
加賀美はぼっちゃま=ワームを知って揺らぎまくりだなあ。あの性格を思えば当然だけど、ぼっちゃまは記憶がないから、ワームを憎んでるから、と条件つけてると、亮を死なせたことを否定するような結論にならないか? まあ亮ワームは自分が亮じゃないのは百も承知で、自分が亮の記憶を持っているから亮だっていうのはあきらかに詭弁だから一緒にはできないんだけど、加賀美に詭弁を破るなんて芸当ができるとはちょっと……。まああまり過去のエピを引きずらないのがカブトのいいところなので大丈夫だろうけど。
ぼっちゃまなんか岬の姿のワーム殺したのをまったく気にしてないどころか、それが岬を好きになるきっかけだもんなあ。君に「私をねえさんだと思って」とか言ったのは岬じゃなくって岬ワームだぞ。ほんとの岬は同じ状況でもあんなん言わなかったと思うぞ。あれ? それじゃワームの方が優しいってはなしに……。まあ良いか(笑。
道家、朝食が豪華な割に夕食が一汁一菜とは質素だな。しかも食えないほどまずいって。味見しろよ。
味噌ダレ冷しゃぶ食いたいんだけどレシピ載ってないなあ。載らないのかなあ。

ちょw。生簀が破った料亭の名前「しらくら」ってwww。*1
田所さんの弟さんのお店は店員さんとかいないんでしょうか。ああいう店主しかいない店って怖いよw。しかもあの客層ってなにさ。
田所さんは最近ちょっと存在感出てきたね。田所弟と対決した生簀のそばが黒かったのは、なにが入ってるんだと突っ込みたい感じはあったが面白かった。阿部君は調理シーンにも笑えたけど、天道との決着シーンで天使の姿からワームになるとことかも絶品でした。画面から料理の味は分からずとも、阿部君のおいしさは十二分に伝わったよ、うん。

ところで加賀美父。警視総監主催の要人を集めた贅沢なパーティーって、ワームによる謎の殺人事件よりヤバい気がするんですけどそれが狙い?

見ながらずっと疑問だったんだけど生簀って料理してるだけで人殺してるシーンはないし、思想はともかく人を昇天させるほどの料理人なのは確かなのに殺すのか?、と思ってたら、負けたら正体現してくれたね。親切だなあ。
彼の場合ワームになったから闇に落ちたわけじゃなく、料理で人を支配したいという強い欲望がワームの意志すら凌駕してたってことなんだろうけど、敗れた時の天道への憎しみが料理人としての誇りすら奪ってほんとの意味で闇に落ちたってことか。
なんか一発ギャグの連続のようなカブトだけど、シャンゼリオンなみの鬱なオチが用意されてる気がしてきたなあ。
ぼっちゃまや生簀辺りのはなしって、よく考えたら555なみに悲劇的要素満載なんだけど……。どこまでしてくれるか、子供番組、と控えめに期待。

そういえば白包丁を手にした天道が、田所の包丁を使うってのは良かったね。
さんざん「豚の餌」とかいう不穏な言葉を使い続けた本編ですが、生簀の料理で天国を味わってもそれっきりなんも食べないわけにはいかないわけで、他人の作ったものに「豚の餌」とか言っちゃう方が恥ずかしいよ。
料理って一握りの料理人が作るもんじゃなく、誰でも作るもんなんだから。

機会があれば生簀の料理食いたいけどね、私も(笑。

*1:ついでに寿司屋の方は「かじ」でした。