仮面ライダーカブト/第43話「俺を狙う俺」

あんまし演出は気にしない方なんだけど今週はちょっと違和感。そういえばSHTのエンディング撮ってる助監督が監督デビューって言ってたっけ。
エンディングのコントは好きなんだけどバラエティーのりなのかなあ。字幕テロップが欲しい感じ。ちょっといろいろ気になったので、今後頑張ってください。基本的にはきらいじゃないよ。
しかしサブタイトル、「地獄の兄妹」の方が良かったんじゃないか? モロそういうはなしだった気が。

なんか気になるのは「間(ま)」がないんだよねー。ダイジェストのストーリー紹介を見せられてる感じ。気のせいかいつもより早口で(w)ストーリー進行上の情報をどんどん並べていくせいで、基本的に台詞が達者とは言えないライダー役者さんたちだといつもより2割くらい下手っぴに見えた。
実際演技はあまり気にしない人なのか、最近気にならなかった蓮華もあんまりな気が。「思い詰めた顔」ってそれ、「ぶすったれた顔」にしか見えないよ。「歯でも痛いの?」。
矢車さんが蹴り捨てたザビーブレスを見つめる影ちゃんのシーン以外は、ちょっとドラマとしてはつらい気がしました。*1擬態天道vs天道(今後展開あるらしいけど便宜上)はもともとコントに見えやすい場面だけに、こういう芸風の人が初監督するには向かないはなしだったかもね。

黒天道の白さは対比の意味もあるんだろうけど微妙だなあ。時空のはざまで見た時は白痴もしくは壊れてる?って感じだったけど今日見た限りはただの無邪気キャラ? むしろダグ(ry。
今週は配下のワームを食うカッシスワームもダグ(ry)しててちょっと笑った。
ずっと拘束されていたせいで子供時代から自我が育ってないのかとも思うけど、渋谷隕石当時天道は中学生だよなあ。あの自我はむしろ小学校低学年。ぼっちゃまと大差ない気もするけどw。
加賀美の「あめんぼから人間まで全ての生物守るんじゃなかったのか」はよく言ったぞ加賀美、加賀美のくせにw!
これって敏樹さん回の台詞だよね。井さんと米ちゃんの脚本に関しては、書きたかったネタがあるんで後で別に。
樹花に料理を教える天道は五代の挨拶回りみたいでちょっと泣けるんだけど、それじゃやっぱひより>樹花なのか?と見えちゃってあれだなあ。黒天道がひよりに言われて天道を殺しにきた、って言うのもそうだけど、はなしとしては「そうきたかーーー」というインパクトはあれども、じゃあひよりが天道のこと殺したいほど憎んでるの?ってはなしで、ホッパーズ登場を喜ぶ田所さんのシーンもそうだけど、誰が誰をどう思っているかとか、感情のレベル設定が見えないんだよ。
いや。ひよりがワームである自分自身に絶望して、知ってて黙ってた天道も殺したいほど憎んでいて、無邪気に自分だけを愛してくれる黒天道と時空を彷徨って生きるのが幸せなんだと思ってるんなら、神レベルで私好みのはなしですけどねw。

*1:加賀美×天道のあめんぼシーンも黒カブトに襲われる直前は良かった。最初の方は名場面ダイジェストみたいだったけどw。