仮面ライダーカブト/第47話「最終章突入」

しっかし、まんまなタイトルだなあ。<最終章突入
情報隠蔽に情報操作、大量の犠牲を出してだんまりの秘密組織と現実だったら世論が黙ってないと思うがそりゃいいよ。しかしワーム感知器なんてもんが作れるほど、ワームとネイティブって違うもんなの? 初期に使ってたスコープの設定からして、なんか辻褄要素はあったのかも知れんけど。
しかし残り3話ラストエピソードの導入とあって語るようなことは特になく。天道がやなやつなのはラストに向けてネタが仕込んであるのだろうと今さら怪訝にも思わないし、ある意味鬱描写続出の米ちゃんテイストを楽しむおはなしでした。冒頭で殺されるワームとか通報したのは友達なんだろうけど、ああいう頭の軽そうなにいちゃんで見せたのは鬱描写としては軽めかと。
むしろひより周りの描写のが気になったなあ。ワーム感知器に対する樹花の反応からして当然ひよりのことはなにも知らないんだろうし(まあ伝えるとしてもネイティブだなんて言わないだろうけど)、きっと弓子さんだって兄妹だなんて知らないよね。弓子さんに関しては天道がサルに出入りしはじめた頃から、ひよりの彼氏だからごはん食べにくるんだと納得してたんだろうと脳内補完してて(常識レベルなら普通の理屈だろ?)、少なくともひよりの兄という要素が弓子さんサイドの認識としてないんだから、“ひよりに好意的な人”としか認識しようがないわな。
個人的に、意味不明の好意をさんざん示しておいて「黙ってたけど兄なんです」ですませる人格に、米ちゃんがどうしたとか俺様がどうしたとかいう以前の生理的な不快感があってなあ。その辺で「無神経なやつ」という認識を外す気にならないのw。
三島造反はどこかで見てて、ずっと嘘バレだと思ってたけどほんとだったのね。しかし擬態天道は三島を知ってるのに共闘はないだろうと思ったら、公式によると「捕らえた」なのね。それなら分かるか。
しかし矢車さんの白夜はちょっと。なんだよ。“光”ってなんかの比喩じゃなくってほんとに“光”なの? ポエミイにも程がないか?
認識としてラストエピに3話かけられるなら、1話で詰め込んだ去年よりマシじゃん、と思ってたけど、ひっぱられるだけかえってストレスだったりして。
ネイティブのひよりが感知器にひっかからないとしたら現状は望むところなわけで、それでもネイティブの思惑に裏があるのが見え見えな以上天道がそれを肯定できるわけはないわな。そんなことしたらそれこそ天の道否定だ。
天道を倒す命令を受けた加賀美は、一応剣の死になにもできなかったことも踏まえての決意があるんだろうと見えたけど、予告を見ると微妙だなあ。
つーかなぜ擬態天道を倒さなかったんだ? 天道。たぶんあそこで死んでしまえた方が、擬態天道は幸せだったと思うし面倒もなかったと思うぞ。
つ ドラマの事情、と見えてしまうのがなんだかねえ。戦況の説明を台詞にしてたのも、それがなければなにがなんだか分かんなかっただろうとは思うけどさあ。