靖子にゃん三品

東映ヒーローMAX Vol.24 (タツミムック)

東映ヒーローMAX Vol.24 (タツミムック)

仮面ライダー電王フォトブック IMAGIN

仮面ライダー電王フォトブック IMAGIN

フォトブックの方は今さらですが一応靖子にゃんのインタ載ってるんで比較の意味で。以前出たキャラブックはいいよね。答えは聞いてない!
とりあえずタケるんは、何に勝ったのかはよく分かんないけど勝利宣言して良いと思いました。あと私もそれに便乗して、親指一本分くらいの勝利宣言はしていいよね?
特ニューのインタで面白かったのは、靖子にゃんが良太郎の分かりにくさを説明する中で「良太郎の本当の強さと弱さは実はわかりづらい。」と。強さだけでなく弱さも意識した描き方をしていたことをうかがわせる言い方をしていたこと。
良太郎が嫌いだという人は多かったけど、それは良太郎の強さや弱さが原因じゃないと思う。じゃあ良太郎の強さと弱さってなんだろう?、と、思わせる時点で靖子にゃんは良太郎をうまく描いてたと思う。靖子にゃんは良太郎を好きになってもらえた点でタケるんをほめていたけど、良太郎を嫌いだって人を生み出したのも同じようにタケるんの手柄だと思う。まあ良太郎を好きだって人にしても嫌いだって人にしても、必ずしも良太郎を分かってそういってるわけじゃないと思うけど、なんとなく好きだな嫌いだな、と思わせるだけで十分っちゃあ十分だよな。
ヒーローMAXは「仮面の世界」が靖子にゃん。取材執筆が切通氏で特撮脳思い込み視点に苦笑する部分はあるけど、靖子にゃんがわりと「質問聞いてないけどいいよね?」ってタイプだからなー(笑。
爆笑したのは良太郎と侑斗批評でちょっと長くなるけど引用した方がいいか。

「良太郎っていうのは、優しくて弱くてっていう典型的な男のコに見えるけど、実はそんなに無条件で優しいわけでもないし、けっこう頑固だし、グサっとくることも言うし、揺るがない人ですね。結果的にイマジンを操れるんですからね。私としては「面白いやつだな」と。もう一人のライダー・侑斗は『これぞライダー』っていうくらいの存在で、視聴者的には侑斗が一番ヒーローとして分かりやすいと思うんです。でも良太郎はちょっと何を考えているのかわからなくなるところがある。
良太郎みたいな人って、ヤクザになったら超コワイ人になると思うんです。絶対大幹部になるタイプ、ホントになったら嫌ですが。
侑斗みたいな人はたぶん鉄砲玉の下っ端ヤクザだと思うんですけど。
もしあの運の悪さとちょっと身体の弱いところがなかったら、良太郎は最強キャラですよ(笑)」

良太郎がヤクザになったら大幹部というのは分かる。やつはしたたかだもの。けっこうずるいとこもあるし。
良太郎の「イヤだ」は自分の気持ちを通すための「イヤだ」であって、いざとなったらやつは、泣きながらでもそれに耐えられるやつだしね。これって最終回で消えたと思ったイマジンと再会した二人の反応に現れてるかも知れない。
あとカイのはなしで「電王は少年の物語ですから、大人が介入してはいけないと思っていました。」というのがかーなーりv。
実はカイが出た頃に、ネタバレは探してるわけじゃないんだけど特に避けないんで出演者情報とかは拾う中で嘘バレを拾ってて、有名なVシネの悪役さんがカイの兄でくるってはなしをわりと真に受けてたんだ。良太郎や侑斗に対するタロズやデネブと逆に、“悪い大人”に会った子供はどうなるのかってはなしをするのかと思って。よく考えたらその人、兄っていうよりお父さんくらいなんだけどね(笑。
フォトブックはストーリーに絡む部分はあまりはなしてませんが、イマジンのキャラづけについてはやや深いかな。
まあ電王が終わっても靖子にゃん大好きとは思わない私ですが、電王はほんとに私好みの世界を描いていたなと思います。
一年間ありがとうございました、って感じ。