ホカベン/#3

最初のエピの石丸さんもそうだったけど、相手の弁護士を演じた田中哲司が良いなあ。なんつーか主張のトーンというか、そういうのをちゃんと見せる役者さんがやってる辺りが番組をしめているというか。
弁護士が守るべきは依頼人なので弁護士は必ずしも正義の味方じゃないんだけど、そこのところで今週は、鈴木砂羽依頼人があんまりあさはかで、そのあからさまなあさはかさの招く結果に思いいたらない灯の無能さが際立つ展開だったよね。賃金カットはともかく被害者がローン払ってなかった以上、家が競売にかけられるのはいずれそうなることだったんだし、結果殺されたおかげで賠償金取れて良かったね、と思っちゃうはなしだったのがなんだかなーというか。
どうでも良いけど温情主義の少年法の罰則は実質的に問題の先送りに過ぎないというか、このはなしのケースもそうだったけど、保護観察処分って実際有名無実だから、とりあえずの懲罰的な意味合いとしての少年院とか鑑別所送りをやんないんだったらその分ちゃんと番してろ、って思うんだよね。っていうか、こういうドラマの感想として、そういうところを「どうでも良い」といっちゃったらいけないんだろうけど。
2週かけるほどのはなしじゃないけど展開的に灯が依頼人と加害者側の言い分に振り回されるだけのはなしで、ちょっと脚本が良くなかった感じ。つーか依頼人もあさはかだけど加害者の母親もたいがいあさはかというか導火線が短いにも程があって、「こんな親じゃ息子がああなるのも仕方ない」という見え方だったのがまた予定調和で(^_^;。
期待の佐藤君はそつなく上手かったんですが、演出の範疇だと思うけど、もうちょっと刑事罰にビビる感じとか焦りとか、ヤケになってる感じとかあっても良かった気がするなあ。
次週の依頼人は黄川田くん。ガタックに続いて仮面ライダーもろくでもなさそー(^_^;。