仮面ライダーキバ/第40話「アンコール・名護イクサ爆現!」

もうほとんど自分勝手に分かったような口をききますが、渡がまた引きこもっても「ああまたか」としか思わないのは、瀬戸君が「ああまたか」と思ってやってるからだと思うのね私は。だって番組見ててもそうとしか思えないんだもん。結局渡ってオバケ太郎時代からさしたる成長もなく、なんとなく周りに流されて動いてるだけだから周りが変わればまた元に戻るよね、と見えてしまうんだもの。敏樹さん的には成長した渡の心が折れてしまうような悲惨な運命を書いてるつもりなんだと思うし内容を考えたら事実そうなんだけど、瀬戸君のやってる渡を見たら、最初から同じところをグルグルしているようにしか見えないよ。
そういえば先週の深央の言葉がキバ支持派の間でもけっこうな波紋を投げているようですが、あれって中身はともかく気持ちは分かるけどなあ。深央ってもともと最初から「渡が好き」ってとこは一貫してるんだよね。それに対してクイーンの能力を持つファンガイアだという事実があって、ビショップの「ファンガイアだと分かれば紅渡があなたを選ぶはずがない」という言葉があったわけじゃん? だから深央の気持ちとしては、渡にファンガイアの血が流れていれば、自分は嫌われなくて済む、というのはほんと本音だと思うんだ。その上で、渡が太牙を倒してくれたらクイーンの使命からも逃れられる、渡に守ってもらえば良いんだ、っていうのは確かに身勝手ではあっても、人間的に分かりやすい理屈だと思うけどなー。気持ちは分かるよ。
だからそういうところで良くも悪くも濃度の高い井上ドラマをやっている山本君の太牙の弟の存在を知った幸福感とか、優里亜の深央の危険な純情とか、加藤君のやや唐突だけど渡を信じる名護さんのドラマに比べて渡のシーンは「はいはい」くらいにしか思えないのね。あ。過去編の濃度の高いメロドラマは言うに及ばず(笑。
まあ全体的には面白かったんじゃないかな? 次週期待で。