ボクらの時代◆オグリン他とその他ドラマと役者に望むこと?

以前から一回書こうと思ってたフジテレビ日曜朝7時の番組。毎回3人のゲストの鼎談の形をとってて今日は藤原竜也小栗旬市川海老蔵の3人でしたが誰かさんの入籍報道が女子の涙を搾る中、こういうネタかよと笑いました。いやタイミングだろうし、フジ的に竜也君やオグリンと彼を同列に見る気はないだろうけどさw。
なんでこのメンツ?と思ったら藤原竜也とオグリンは今舞台共演中なんだね。でもって海老蔵さんはオグリンのご指名だそうです。「なんで俺?」と呟きながら舞台観賞後に登場。この人NHK大河の武蔵やった人だよね? それが歌舞伎の人と思えないくらい姿が悪かったからあまり良い印象がなくって私には興味なし。熱愛報道も多い人だから情報番組で名前は知ってるけど、相手も私にはどうでもいい人ばかりだからそこらへんも含めてどうでもいい人って感じ。まあ大河の武蔵はトータルに良くなかったから、この人のせいだけじゃないんだろうけど。でもオグリンは初対面でけっこ緊張してましたv。
印象的だったのが海老さんがずっと禁酒してて、最近は肉魚も食べてないってはなしで、その流れから「あまりがんばり過ぎない方が良いと思うようになった」って言ってて、ようするに結果を出すのにいちいち全力で行くより力を抜いて同じことをできる方が良いと思うようになった、ってことらしいんだけど、オグリンと竜也くんは「俺ら一生懸命やることしか教えられてないから」って言って海老蔵さんに「20代のうちはそれで良いよ」って言われてるんだけどそりゃあそうで、普通未熟さを埋めようと思ったらとりあえず一生懸命やるしかないよね。もちろんオグリンや竜也くんなんか他の同年代の役者と比べたらずっと上のレベルにいるんだけど、そのレベルの高さ自体彼等が誰よりも一生懸命やってきた結果なんで、そうじゃない人が海老蔵さんの言葉を表面だけ真に受けて力を抜いたって、基礎体力としての表現力がなければ腑抜けた演技にしかならないわけだし。
んで海老蔵さんは舞台はともかく映像の仕事は言われたようにやることしかできないって言ってるのに対し、竜也くんはわりと言う方だっていうのはこの鼎談でも言ってるしわりとパブリックな認識だと思うけど、オグリンが自分がそういうはなしをできるようになったのはここ2,3年で、それ以前は言われた役をただやるしかなかった、って言ってるのはそりゃそうだと思うんだけど。
例えばクローズ2とかオグリンが他キャストの先頭に立ってすごく作品を良くするために頑張ったっていうのはクロ2ネタとして有名なはなしだし、そのやりとりはスタッフとの戦いだったって言ってるキャストとかもいるんだけど、それってある意味オグリンがいたからできたことで、普通は黙って頑張ってるしかないんだよね。
オグリンは最初にスタッフにどこに行こうか聞くって言うんだけどそりゃそうだろうってはなしでさ。いくらオグリンだってスタッフが校庭の盛り土に登ってみようかってレベルで出してきたはなしで富士登山並みの感動なんか与えられないし、いい年して盛り土に登ってるんじゃ恥ずかしいだろって思ったら、そんな仕事は受けないようにするとかしかないよね。それでもどうしてもってなったら、せめてピクニックじゃなく登山に見えるようにするにはどうすれば良い?って考えるしかないし。
この辺がこのエントリが[takeL]カテゴリである由縁で、たとえばROOKIESとかは全体が富士登山を頑張っていたから、その中で健の出番が少なくてもちゃんと頂上目指せる子だと思ってもらえたってだけでファンとしてはうれしいんだよね。
その後のブラマンが登山のつもりだと思ってたらただの立体ムービーでしかも作りはえらい安くねーか?、ってはなしで、その後のメイちゃんがセットだけそこそこ豪華な学芸会だったのはドラマのつもりで楽しみにしていた身としては腹しか立たないんだけど、健がどういうつもりで役を組み立てたのか想像するしかないような空気キャラの音弥に比べたら、分量だけでもそこそこ出番のあったメイちゃんは、健の出てる分は仮設ステージくらい組んでもらたんじゃないの、くらいの感じはあるんだ。まあドラマを見たいと思ってる以上、こっちは今度はちゃんと“ドラマ”の仕事が来るように祈るしかないんだけど。だって健は「こんなのドラマじゃないですよ」なんて言える立場じゃないから。
もちろん健の格だってオグリンや竜也くんとは全然違うし、どうせ当分健にはちゃんとしたドラマの仕事なんかこないだろうと思ってるけど、次もゴミドラマだったら怒る気ではいるけどそんな切羽詰まって心配じゃないのは、私ブラマンショックのダメージを引きずった去年の暮れにK-20見て、「こういう映画が作られてる限り映像メディアは完全に駄目にはならないし、10年後20年後にこういう映画が作られる時に、健が関われたらそれで良い」という風にある種達観したんだわ。で、健の場合「どこかで変なことやらかして干されたりしなければそれは十分可能だろう」と思うんで、出ているドラマのできに怒ることはあっても健自身に不満や不安はないんだね。
オグリンや竜也くんはもう現場のレベルを上げるために自ら動くことができる位置だけど、健は当分どんな現場だろうと一生懸命やって、ここまでできる子だってアピるしかないじゃんってはなしだから。
しかし番組で使われたレストランはなかなか良さげなところでしたが、「また来よー♪」と浮かれる流れの中で、「この前顔のちっちゃい女の子と一緒に麻布でタクシー乗ってたじゃない」と海老蔵さんに暴露される竜也君哀れw。引き続き来週もこのメンツなので、興味のある人はお楽しみにー★。