エゴイスト/#37〜40(最終話)

もうあまりにも絵に描いたようなハッピーエンドでむしろ笑うんだけど、全体的にはすごい面白かった。惜しむらくは明里の闇落ち期間のぞゆうさま演技がひどすぎて不快感しか感じなかったんだけど、あの辺クサイくらいに明里の内的葛藤をネタレベルのモノローグとかで視聴者に見せておくべきだったと思うよ。玲子さんの本心は演技見りゃ分かったけど、明里の本心なんか演技じゃ分からないんだからそこは脚本で考えないと。
まあこのはなしの中で流れた時間が、ラストの1年半後を除けば1年くらいなことを真面目に考えたらこのはなしはネタでしかないんだけど(どんだけフットワーク軽いテレビ局よみんなw)芸能界ものの昼ドラとしては吉井怜以外は芝居のできる人が揃ってたと思うし、ジェットコースターな人間関係をちゃんとキャラの人間性で繋いで見せてたと思う。まあ吉井怜もぞゆうさま演技以外は気にならなかったんだけどね。腹芸は当たり前の芸能界もので、演技と素、嘘と本心をちゃんと区別して見せてたキャスト陣の中で、主役だけがものすごく下手だと感じさせるのはスタッフも悪いよ。
思い込みで殺しかけた相手と出所してしゃあしゃあと一緒になる俊介さんはあれで良いんですよあの人はそういう人です。林剛史はほんとこういうずうずうしい善人にはまるなあ(笑!
“おはなし”ではあるんですが“おはなし”だからこそのカタルシスの用意というとこはむしろ昨今の夜ドラよりちゃんとしてたと思います。ココロザシで視聴者置き去りにしたらダメだよね(-_-)
40話楽しませてもらいました。あえて見直すかといったら見直さないと思うけど、全話保存しておくことにためらいがない時点で、かなり面白いはなしだったと思います。このはなしで川島なお美が好きになったよw。