BECK雑感。

BECK(2) (KCデラックス)

BECK(2) (KCデラックス)

呟き日記ですませようかと思ったけど、一応お客さまにも発言スペースを、ってことでエントリ扱い。健に仕事が選べるわけないんだから、仕事の企画そのものへの愚痴はこぼさないようにしてたんだけどね。
えー。うちBECKが34巻までありまして、wikiによると最終巻は34だからラストまであるのよね。でもどうやって終わったか覚えてないの。読んでないのかなー。
いやこれは兄貴が買いはじめた本で、兄妹で兄貴がBECK、私が頭文字Dと分担して買ってたんだけど、途中で「面白くないからもう良いよ」と相談した記憶があるんだけど。読まないと思って黙って置いていったのかしら。
しかしこれ、竜介視点で描いたらまるでつまらんDQNのサクセスストーリーだと思うんだけど。ほんとにヒロたん主役なのかなー。ヒロたんだまされてるんじゃない? つかせめて「佐藤健BECKで映画主演」ってニュースだったら、「うわー。メンバー微妙……」と思ってももう少し素直に「頑張れーーーp(・∩・)q」と思えたのに。
実際健でバンドものというパッケージに拒否感があることを除けば(だって健ってバンド少年っぽくないんだもん!)コユキはちょっとダサめでコミュニケーション能力に不自由で、でも目的のためには頑張れる子、という健の柄にぴったりな役だと思うんです。ルックスも高校生役だから黒髪短髪でそうとう幼く作ってくるだろうし。←なによりうれしいv。
ただBECK読んでた身としては、あれやるのに堤幸彦でこのメンツってことないだろ?、って思うわけで、そもそも原作のファンは誰も映画化なんか望んでないと思うし、望んだにしたってこの顔ぶれはないわー、と思うと思うから、もう第一報の時点で誰かがやりたがったと思えない、どこからもモチのにおいが感じられないあからさまな商売臭さがいやなわけですよ。だってメンバーの顔ぶれからして、今若い子に人気のある俳優集めてあてはめました、ってキャスティングなんだもん。JUNONの隠し芸大会じゃないんだからさー。
最近だと金子修介監督が「プライド」やってて、あれだって「なんでデスノートで当てた後に一条ゆかり(^_^;」って映画だったけど、金子監督が満島ひかり買ってるのは知ってるし、主役にも歌える子連れてきて、なんつーか、惚れた役者を輝かせるための企画だったんだろうなって思うから、公開規模小さくって近くに来なかったしけっこうコケたみたいだけど、DVD出たら買おうと思うくらいの期待はあるんです。監督も満島ひかりも好きだから。
でもこのニュース見て、堤監督がヒロたんでBECKを撮りたいと思ったとは私にはとても思えないんだ。客よせパンダって言葉があるけど、こんな客よせパンダ大集合みたいな映画が良い映画になるとは私にはとても思えんのだ。
連ドラなら、人気者集めただけのバラエティーみたいなドラマでも、テレビドラマってもともとそんな集中して見るもんじゃないから仕方ないと思うし、アミュが健を推してるとしても、健自身がそうやって得たチャンスの中で頑張って残した実績が、今に繋がってる手応えもある。実際某korohitiさんが言うように、健が最終的に納得できる仕事を残してくれる役者だってことは、ファンとしてすごい幸せだと思う。
だから健にも、この現場に入れて良かった、幸せだった、良い映画になって頑張った甲斐があった、と思える仕事がして欲しいんだ。メイちゃんみたいに「まあ剣人は良かったよね(θωθ)~*」としか言い様のない仕事はもう嫌なんだ。私が嫌がることじゃないんだけど。
まあ公開はまだまだ先ですが撮影はもう目の前なんで、良い映画になればいいなあ、と祈ることしかファンにはできんのですが、今思ったけど、私いつもみたいに「健頑張れ。ちょー頑張れ」って言う気になれないのが堪えてるんだと思う。なんか「そりゃあ健は頑張るだろうけどさ」としか思えないんだもん。
ところで当然歌は吹き替えだよね? 健の歌で天才Voとか言ったら怒るよ、私。