アイシテル〜海容〜/〜#9

小学生の起こした殺人事件にまつわる双方の家族を描いた番組。もう来週終わりますが、3話くらいから見てたかな? 一応音弥妹藤丸妹の川島海荷*1が出てたんで見始めて、犯人役の嘉数一星目当てに。
はい相変わらずショタですんません。
まあ他人にムカツクことなしに生きていける人はそんないないと思うし、こいつ死ねば良いのに、と思ったことのない人もそんないないと思うけど、それでも人生で殺人を犯す人がほんのひとつまみなのは、普通に考えてそんな相手のために自分の人生棒に振る方がアホらしいし、人間そんな簡単に死ぬもんじゃないので、「こいつ殺したい」という瞬間的な情動を相手が死んじゃうところまで持ち続けられるもんではないからね。
だから先週の真相が分かった時点で思ったのは、「加減ってもんを覚えようよ。最近のコドモはー(^_^;」という身もふたもないものだったんですが、一方で犯人の智也が犯行の時点で、自分の存在を肯定できていなかった、というのもあると思うのね。ヒトゴロシを思いとどまるのって本来は、それ自体が自己保身の心だと思うんだけど、智也にはもう守りたい自分がなかったから、っていう。
そこまでの自己否定というのがもう智也の思い込みなんだし、親のさつきや和彦にしても智也が可愛くなかったわけではないんだけど、こういう事件がなくても彼等が智也の大切さに気付くかっていったらそら分かんないし、智也のような自己否定を抱えたまま誰も殺さずに大人になる人だっていっぱいいると思うけどね。
調査官の葉子の態度が情緒的に過ぎるって感想見るけど、子供が子供を殺す事件なんか、一件起これば大騒ぎになるような大事件なわけで(でも内実は、事件になるわけもない子供同士のけんかで終わるはずのできごとなわけで、清貴が死んでしまうところまで誰も気付かなかったとかそういうことが不運だったんだろうけど)そういう時、自分の子供は絶対に間違えるはずがない、と思えるほどに自分に自信のある親ってそんないないと思うんで、葉子の態度はそんな“特別な子供”や“特別な子の母親”の心性が、自分や自分の子供と遠いところにあると思えない程度に内実を理解した人間として普通なもんだと思うけどなあ。
まあはなしは今週でほぼ終わってると思うんで、来週はエピローグ的にこの事件をこのふたりの母親がどう受け止めたのかってはなしになると思うけど、それにまる1話使うとしたら良心的だとは思うなあ。日テレにしてはw。
でもまあ、さつきのパート先の総菜屋のおばちゃんたちは、そんなしゃべりながら総菜作ってんなよ、とは思ったw。

*1:パチで指摘されるまで、音弥の妹に記憶が書き換えられてた。だって健がやたら海荷ちゃんにかまけてたからw。