ふたつのスピカ/第4回「宇宙までの距離」

http://www.nhk.or.jp/drama8/spica/index.html
今週も脚本は先週の人だったんだけど、こういうなにが言いたいのか分からんはなしこそ荒井修子の得意技なんじゃ……。いや最初の頃よりはなにが言いたいのか分かるはなしになってるけど。
他人を蹴落とせと言う佐野の教えの表面的な部分はともかくとして、佐野は生徒が夢を叶えるために必要なものを、真摯に考えてはくれてたんだよね。そういう真摯であるがゆえのネガティブさっつーもんが、こういう高校1年のコドモに必要か否かという問題はあっても。挫折すれば自分で学ぶよ。ほっとけばいーのにw。
んで府中野の鬱陶しさは鬱陶しさとして、言いたい気持ち自体は分かるよなあ、と思うのは、結局あの中で「宇宙に行けるのはたったひとり」というたったひとりに自分がなれると思えない自分はどうすんのかってはなしで、もともとそのたったひとり以外の全員には、あの学校で学んだこととか学ぶこととかは意味ないのかっていったらそんなことないはずだしさ。まあそういうこと分かってるのはメインの中では意外と空気ポジションの近江だけなんじゃって気もするけど、行けない自分はどうするのかってことに府中野が気付かなかったのはアスミのせいだとは思うけどね。ほんとアスミの頭って自分がどうしたいかってことしかないよなー。おまえの自己満足のために友達傷つけんなよ、とムカムカする。
桐生さんのパーソナリティはほんと子供向けのワケワカラン人でしたが、一応アスミの存在を肯定するためのもんとしては良かったんじゃないでしょうか。向井君おつかれ! こういう心の傷を抱えた人が個人的にほだされたことで、主人公がなんかすごいみたいに描くはなしって私はきらいだけどさw。
まあ先週以降、「ちゃんなかと大東君が可愛いから良いかー」と思える程度の番組にはなってる気がする。