劇場版仮面ライダーディケイド・シンケンジャーDVD付きパンフレット

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DVDの映像は、ほぼ制作発表のみでメイキングは背景としてちょっと入ってるのみです。シンケンジャーの方がメイキング要素はちょっとだけ多いかな? ほんとちょっとだけね。つか制作発表なんだからDC版リリースの際にはこれは入るだろ?
まあ制作発表といっても実際は撮影終わりました報告なんで、「こうやってやりました」報告をキャスト本人の口から聞くのはそれなり面白かったです。ディケイドキャストの4人衆は頭が良いから見ててほっとするよ。
井上正大くんが「TVシリーズでは士の軸がブレないようにというのを第一に考えて演じてたけど、この映画で士が仲間とかそういうのを全部失ってしまうので云々」というはなしをしてて、それはニュースサイトとかで何度も取り上げられてた言葉なんだけど、実際映画を見た今まーくんの言葉として聞いて考えると、どんな世界でも士が裸の王様にならずその言葉が空虚なものにならなかったのは、記憶もなく自分の世界も持たずとも、ユウスケと夏海と栄次郎は自分の存在と繋がっている、という実感が士の軸になってたからだと思うんだよね。
そういう軸を失った前提のはなしを、小夜への気持ちというピンポイントな接点で士と繋いであのラストに繋げた井上正大は白倉ライダー役者として無敵だと思うの。まーくんありがとう!
シンケン組は制作発表のやり方自体が伊吹吾郎さん司会の芝居がかったもので面白かった。やっぱこの番組って構造自体がすごい面白要素満載なのに、なんで番組はあんななのかなー。
パンフ自体は通常版と同じものですが、今年はパンフはすごい充実してて面白かったです。全体に文字も細かくて大人向けの内容。
金田監督がインタビューで小夜役の荒井萌ちゃんをほめているのを見て思い出したけど、そういえばあの子はすごく良かったと思う。小夜というキャラの人物像はともかく、士への気持ちのいびつさとか、月影との関係のどんなことやっててもおかしくない感じの危うさとかすげー出てて、それがなんだか許せちゃう感じの透明感のある美少女なのがすごく良かった。見てる時そう思ってたんだけど、全体にネガティブな感想書いてる時って、ポジティブなところを思い出さないんだよねー。気が向いたら追記しよう。
映画が面白いか否かはともかく、例年にもまして関わる人の熱さには感動的なものがありました。この熱さに答えるクオリティの高さを脚本に求めるところからはじめないと熱さが無駄になると思うんだけどさー。求めた結果が會川さんを降ろして米村さんというのは全然意味分かんないです。これ私の好みの問題じゃないよ(θωθ)~*