マイガール／#9 - PARALLEL LINE

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うーんやっぱりさあ。私はこの番組見てて、正宗（相葉雅紀）の時計を止めたのは陽子さん（優香）だって思っちゃうんだよね。女にふられたくらいで時計止めちゃう男ってどうなのよ、っていうのはありつつ。
実は自分が陽子さん同様、22の時に高3・18才の男と付き合ってた上で思うんだけど、サムハイとかでも大学行かなきゃ人生終わるみたいなはなしするけど、中卒だろうと高卒だろうと本気になれば仕事くらいあるし、大学に行かないことで進路の選択肢が狭まるとしても、目的もなく漠然と大学に行く人生が、目の前の事態に対してとりあえず自分の責任を果たそうと考える人生より上だとは思えないんだよね。そこで周りの人間が「君には責任なんかないよ」と言ってしまうのは簡単だけど、現に自分にできることはあったんじゃないかな、と事情を知れば思うような事実を後から知らされて、自分はなにもできなかった、と思うような目に遭わせることも身勝手じゃないのかなあ。
そもそも正宗がコハル（石井萌々果）の言うことにいちいちオタツクのは、正宗がいきなり6才の子供の父親になったからで、6年側にいて育つのを見ていたら、身の丈にあった我慢のさせ方とか強情のかわし方とか覚えてたんじゃないのかなあ。18才で彼女が妊娠して大学行かずに就職する、っていうのも大概場当たり的な人生だけど、仮にそうなったとして陽子さんやコハルと暮らす人生が、正宗の現状より不幸だとは言えないと思うけどなあ。
誰かが自分のためになにかをあきらめてくれたという事実は感謝で受け止めるべきというのはごもっともだけど、「私だってなにかしてあげたかったわよ」と言いたくなることだってやっぱ愛情だと思うの。