龍馬伝/第6話「松陰はどこだ?」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/index.html
演出:真鍋斎
1854年龍馬19才、桂小五郎21才、以蔵16才、武市23才、弥太郎20才(生年より単純計算)
今週も面白かったけど、なんで武市(大森南朋)がああなったのか全然分かりません福田先生! つかむしろどう間違ってるのか説明してやってよ東洋さん(田中泯)!
いや武市の立場や身分を考えたら山内容堂近藤正臣)にはなんだってできると思っちゃう気持ちは分かるし、それを否定されるのは上士である吉田が自分を侮ってるからだって思うのも分かるよ。だからこそ容堂に認められた自分(実際にはその容堂こそ、下士である身分を理由に武市を否定しているんだけど)を否定した吉田東洋への気持ちが、開国を否定する気持ち、攘夷思想や後の東洋排除の行動に繋がっていく気持ちや作劇上の意図は分かる。しかし今週の部分は力技過ぎて、なんでああなるのか分かりません。ちょっと落ち着こうよ武市さん弥太郎じゃないんだから!
まあ乙女(寺崎しのぶ)に自慢する冨(奥貫薫)をたしなめるシーンとか、弥太郎に東洋に呼ばれたことを言うシーンで押さえきれない舞い上がった感じを出す大森さんはさすがだったけどさ。関係ないけど今朝のボクらの時代で、竹内結子堺雅人中村義洋監督の3人が、映画のはなしそっちのけで南朋さんに萌えてたのは笑ったよw。
んで弥太郎の方は加尾の口添えで、事業者としての発想を認められお江戸に行けることに。まあ気持ちとして思わずプロポーズしちゃう気持ちは分かるよなー。なんかバクマンで加藤さんの気持ちを誤解してもててる気になっちゃう中井さんみたいな感じ?←そこまで言っちゃあ……w。
肝心の龍馬(福山雅治)の方は道場を破門されたことを溝渕(ピエール瀧)に言えずに日が暮れるまで子供と遊んでるシーンで失笑したけど、まあ答えが見つかって良かったね。佐那(貫地谷しほり)と重太郎(渡辺いっけい)のシーンも面白かったし、真鍋さんは貫地谷をきれいに撮るなあ。指切りげんまんがこの頃からあったのかどうかは知らないけどw。
以蔵は武市道場で武市が攘夷の檄を飛ばすワンシーンのみで台詞もなかったけど、長回しのあるブラマンよりワンカット武市の思想に憧れの目を輝かせるアップを抜いてもらえる龍馬伝の方が、見ていて楽しい私って間違ったファンかなあ。