絶対零度〜未解決事件特命捜査〜/#6

http://www.fujitv.co.jp/C-273/index.html
脚本:谷 和俊 演出:村上正典
ひっぱったわりにオチはそうそうに見えたが、展開も気持ちの見せ方も面白かった。むしろ神回と呼んで良いはなしだと思うんだが、いかんせんそこまでの印象はないんだよなあ。なにが足りないんだろ?
まあ桜木(上戸彩)が「なにも役に立ってない」というのが謙遜でも言葉のアヤでもなくそのまんま、ってはなしだからなあ。その分塚本(宮迫博之)が良いところを全部持っていきましたよ。龍馬伝に続いて我が世の春だなあ、宮迫v。
それでも他愛無い子供の恋へのおせっかいで、ほんとならいなかったはずの友達が居合わせて死んだことの春菜の誰にも言えない罪悪感とか、そこで生まれた感情への塚本や桜木の共感とか、いろいろ切なくって良かったよ。犯行の動機自体が春菜の涙だったりする嫌らしさとか、阿久津(村田充)のように弱いものを殺したかった、殺したのは動物だからたいした罪じゃない、と強弁する飼育協会の職員とか、この辺のやらしさはこの番組の仕様だからなあ。まあ動物殺しって器物損壊でしかないんだけど、こういうのって児童の精神に対する傷害罪と見なされた判例なかったっけ?
まあ面白さとしては十分でした。なんかこの描き方のトーンが好きよこの番組v。