超電王3/ゼロのスタートウィンクル

まあ楽しかったよ。楽しかったんだけどね。面白かったかと言われればちょっくら微妙なのはおはなしのメインがラブストーリーなんです。これじゃ燃えねー。
あ。パンフは今回DVDなしの通常版しかないみたいです。まあ3編だもんな。
以下ネタバレにつき隠します。



いや実際さ。この3人の三角関係は本編放送時にはもうあったわけで、私もその時点ではかなり侑斗(中村優一)に同情的だったわけですよ。だってあの時点では大人桜井×愛理(松本若菜)という組み合わせが前提としてあって、後の人はある意味そこに介入しようもないわけじゃん。
つっかその条件は今回も変わってなくて、侑斗は今も大人桜井と愛理の絆という高い壁の前で立ち止まらざるを得ないわけだけど、現にもう桜井がいない以上、誰かが歩を進めなければ事態は変わらんじゃん。そこのところで愛理が桜井を忘れられないのはともかく、おまえが不甲斐なく黙るんじゃねえ侑斗、とそういう感じはあった。
まあそこは自分から侑斗に対し、「未来の自分に縛られなくて良い」とか言っちゃう愛理さんひどいな、とか思うけどね。えっとー。君、侑斗が自分に惚れてるの知らないわけじゃないよね?
そういうところで、きっと愛理さんだって侑斗が気にならないわけじゃない、でも自分の婚約者だった大人桜井と侑斗をイコールで結んでハッピーエンドってわけにいかない、というこのグルグル具合が小林節(w)、とかはちょっと思った。だって愛理さんのためらいの根拠って、根っこのところで大人桜井さんへの操立てでしょ? いない相手に気ーつかってどないなんねん。
そういう諸々に対して、今は時を待つしかないけれど、結局時間は“そこ”へ進んで行く、と思わせるはなしなのは良かったです。ちゃんなかは電王だと3倍良いオトコに見えるよ。
なんでゼロノスが赤かったり緑だったりするんだとか、チケットどうしたんだとかつっこみどころは多々あるけど、ワタクシ大人なんでそういうことは言いません。イマジンのわちゃわちゃが楽しくて、コハナ(松元環季)が相変わらずのハナっぷりを見せてて、なにより今回溝口琢弥君が、電王の中で良太郎に求められる役割を、ちゃんと良太郎として果たしてたのが満足。
なんか細かい文句はないこともないけど、結局この空気が好きだし、この人たちのものの見方が好きだから、その人間性の中で起こるできごとのはなしは理屈じゃなく好きだ。episode blueも楽しみーv。