タンブリング/#7

http://www.tbs.co.jp/tumbling
脚本:清水友佳子 演出:倉貫健二郎
あれなんだろう。目から汗が……。
いやなんだ。いつものはなしに比べて特にどこがツボったわけでもないんだけどやたら泣けたぞ。たしかに火野(西島隆弘)はけっこうお気になんだけど、それ言ったら全員お気になんでたぶんそんなことじゃないw。
つか航(山本裕典)の言うように、航のおかん(大塚寧々)は自分がひとりで航を生んだことを後悔したりはしなかっただろうけど、それがつらいっていうか、自分とおとん(加藤雅也)の恋や航の生が、みんなに祝福されるものでなかったことを悲しいと思わなかったはずはないと思うんだよね。そういう悲しみって、自分の好きなものの大切さをおとうさんに言えない火野だったり、スタープレイヤーなのに周りの人間を信頼できなくて、サッカーではなにも得られなかった柏木(AKIRA)だったりみんなにあるもんなんだけど、けして同じではないそういうものの、漠然としたかたちを理解して共感してもらえるだけで、なんとなく心強いものなんだと思うんだ。
泣けたのって、航が火野のおとんに泣きながら頼むとこなんだけどさ。あそこの航って、別に心から火野に同情して、とか、おとうさんが死んだことが悲しくて、とかそういうので泣いたわけじゃないと思うんだよね。そりゃ自分がしてもらえなかった、父親に演技を見てもらうってことを火野にして欲しいって気持ちはあるだろうけど、それって火野のためじゃなくて、きっとどこかにある自分と火野の同じわだかまり、父親への期待を、それはきっとどこかしら同じものだと信じて、自分のこの切なさは火野と同じものだと思うからこその涙なんだと思うんだ。それって特に根拠のない思い込みなんだけど、たぶんこの子たちにとっては、自分達が同じものを抱えて同じ場所で同じものを目指してる、というそれこそが肝心なんだと思う。
つっかさー。西島君って1986年生まれの23才でもっくんより上なんだけど、なんでもっくんの後輩・高校2年に見えるんだろう。不思議。
木山(大東俊介)と日暮里(賀来賢人)の暴行や怪我は工エエェェ(´д`)ェェエエ工って感じだったけど、そこから火野が団体に参加っていうのは、予想外だったから燃えましたです。土壇場で航が火野にタンブリング指示→「居場所を手に入れろ」の流れも良かった。
つっか火野のおとうさんって升毅さんなんだけど、あの親子の和解って、まんまセーラームーンのマーズとパパの和解じゃなかった? いや北川景子(17才)と西島隆弘(23才)じゃ見え方が違って当然なんだけど、それがまるっとおんなじに見えるのが不思議w。