プロゴルファー花／#10

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脚本：福田雄一　演出：岡本浩一
……なんかもう見るのやめてー……。
「じゃあやめたら？」って言われそうだけどねうん。まーくんは相変わらずかっこいいし（きっとそこは不変であろう）、陸海空は可愛いしおかしいし、ぷっとくることもあるからもっとつまんない番組はいくらでもあるんだけど、「前はあんなに面白かったのになあ」と思うところに、なにかを吸い取られるような疲労感があるんだ。これせめて福田さんの演出で見たいなあ。ほんとにこんな辛気くさいはなしなんだろうか。
なんか花（加藤ローサ）って、もっとパワフルな子じゃなかったかと思うんだけど。ツアー行くお金がないとかのはなしのトーンがあまりに辛気くさくて、バイトで疲れてまともなプレーができないとかいうはなしに同情する気になれないんだよね。意味ねーじゃん。「運営資金はすべて出す」というりこさま（片瀬那奈）はたぶんはじめて善い人だったけど、りこさまにしたって芝山プロ（田中聡元）にしたって、花が本気で頭下げたらお金くらい出してくれるだろってはなしだもん。芝山の「一晩付き合え」は好きだという意思表示だろうからそら承諾したらあかんだろうけど、それはそれとして頭を下げて、プロとしての足場を固めろよって思うじゃん。
なんかもう、眉間にしわよせてないでりこさまにも芝山にもケロッと「家族のために頑張ります」と言ってのけて、「そんなこと言ってる場合かー！」と突っ込ませてくれないかなあ。全体に変にシリアスだから、りこに「君と結婚するつもりはない」っていう順様（井上正大）とかすげーひどい人なんだけど。まあ冒頭のナレーションだけで「それりこさまの立場は？」って思ったけどさ。
もうちょっと笑えるはなしにならないかなあ。コーチ（石黒賢）の表情にバリエーションがないのは役づくりだろうけど、バンクでいけるんじゃないかと思うような、いつも同じ顔の花とコーチのやりとり見てると疲れるんだけど。