タンブリング初回2時間SPECIAL EDITION

タンブリング ~初回2時間スペシャル・エディション~ [DVD]

タンブリング ~初回2時間スペシャル・エディション~ [DVD]

いつになくブラウザに直接入力してたら消えてしまった。
心が折れたのでライトに行くよv。
内容はタンブリング初回の2時間SP第1話と、特典としてキャストインタビューと制作発表までの新体操練習風景のドキュメンタリー。
もともとがもっくん目当てで見る気の番組だったんだけど、ドキュメンタリーの中で加藤Pが言ってるようにTBSは役者自身が頑張っている姿が魅力、という視点の若者群像ドラマをある意味得意にしてて、RESCUEとかROOKIESとかがそれに当たるわけだけど、そのどちらにも出ていて身体能力には定評のあるもっくんの初主演ドラマが、このハンパない運動能力を求めるものだったのは番組にとってももっくんにとっても幸福なことだと思う。過去仕事で相当な鍛錬を求められて応えてきた人たちを選んでキャスティングしてるのは、顔ぶれ見た時点で分かったし。
もっくんって以前からバク転できるって言ってたし、むしろ時々地雷踏むくらいに運動神経に自信持ってる子だから、タンブリングくらいはできるようになると思ってたし、それは他のキャストについても変わらなかったんだ。でも実際これ見て「彼等の努力の分量をタカ括ってたなあ」と思ったのは、番組見てて一番きれいになんでもできてる柳下君が、タイミングを外して技に入れなかったり動きが飛んでるシーンが意外と多かったからだった。
実際さ。練習してて「さあ今から3連バックやるぞ。できるか?」と言われてクリアできるようになったとして、団体競技の構成の中でそれをやろうとしたら、先の技で失敗して1拍よけいに踏んだだけでも入れなくなることって普通にあると思うのね。それを補うのが実際の新体操では選手の経験だったり毎日の練習で、彼等俳優の場合はリテイクだったりアングルの切り替えだったりするんだけど、撮って出しが当たり前のテレビドラマでそれをやるにはおのずと限界があるから、自然彼等はちょっと前まで逆立ちして止まっていることすらできない新体操の素人だったにも関わらず、映像作品としての見栄えのするレベルの演技をできるようにならないといけない。
でもそういうのって、あくまでも「タンブリング」というドラマの中ではついでのことなわけじゃん? タンブリングで目立つくらい上手くても、ドラマ上の演技が良くなければ俳優としての能力は評価されない。もっともこのドラマって火野君以外は劇中ですごい才能を言われてるとかじゃないから、普通にできればそれで良いんだけど、逆に言ったら彼等が「なんでも器用にできる亮介のセンスの良さ」とか、「大会に出たいと思う日暮里の努力の成果」とかを演じられないとこのドラマは成り立たないわけで、それは役者に期待するにはかなり高いハードルだと思うけど、それに答えなきゃと思うような人たちがやっているから、このドラマはドラマとしても抜群に面白かったんだと思う。
服装からして特典インタビューの収録は#10の撮影時期くらいだったんだと思うけど、それぞれのメンバー評が役を言っているのかその人を言っているのか混乱するくらい役とシンクロしてて、そういう意味でもこのドラマはベストメンバーだったなと思うよ。視聴率としてはふるわなくても、彼等がこのドラマを作ったってことは、絶対次の仕事に繋がると思う。
後さー。カラ高メンバーじゃないから仕方ないとはいえ、同じだけの努力をしてそれ以上に仕上げているのに誰にも語ってもらえない鷲津・鶴見役の中土居君が不憫だ(^_^;。次回特典映像収録の際には、彼にも光を当ててあげてください番組制作部w。