仮面ライダーダブル/第45-46話

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脚本:三条 陸 演出:諸田 敏

第45話「Kが求めたもの/悪魔のしっぽ」

第46話「Kが求めたもの/最後の晩餐」

何回見てもはなしが頭に入らなかったのは(何度も見たんだ今回w)なんでガイアインパクトにイビルテイルが必要なのか分かんなかったからですね。おとうさま(寺田農)、自分が変わっていくことが怖かったから、幸福な家族時代の象徴であるイビルテイル自体を家族とすりかえたって、ハケがなにしてくれるのよ。まだしも園咲の家に残った若菜(飛鳥凛)一人に愛情を注いで、家にいないフィリップ(菅田将暉)や冴子さん(生田亜実)は子供と認めないとかそういう理屈なら分からなくもないが、どうも終盤ダブルの面白くなさって、このオチの無理矢理さ加減なんだよねー。前半まるまるミスリードで引っ張って、ラストで良いはなし風の種明かしのこれって、完全に捜査9係とか相棒とかのテレ朝シリーズ展開推理ドラマの手法なんだけど、ほぼ同じトーンのはなしをメンバーのキャラ立てで繋いでいくこの手法は、中心メンバーの少ないこの番組には合わないし、そもそも番組の“謎”の描き方が圧倒的にショボかったなあ、という印象。フィリップの正体とか園咲家の因縁とか、若菜とかシュラウドの描き方・関わり方でいくらでも面白くできたと思うのに。ここにきて翔太郎(桐山漣)が園咲家に突っ込まなかった理由を“テラーの恐怖”とか言われても、そんなのもうちょっと早く明かしておいて、翔太郎の克服ドラマとして時間かけて見たかったなあ。気合いで克服できる程度なら、最初からもっと頑張れって見えちゃうもん。
ミックが子供時代の来人@フィリップがおとうさんに買ってもらった贈り物で、その行動パターンに共通の幸福な記憶(園咲家での習慣)が関わっているのとか、もっと感動的なはなしに見えて良いと思うんだけど、あんまり単調な見せ方で今ひとつって感じ。