仮面ライダーオーズ/第3話,第4話

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第3話「ネコと進化と食いしん坊」

第4話「疑いと写メと救いの手」

脚本:小林靖子 監督:柴崎貴行
ふと気付けばいつもの前後編2話完結シリーズものなんだけど、映司(渡部秀)がブレないからいつもの問題提起→問題解決の流れには見えないし、おはなしの面白さの中心が映司とアンク(三浦涼介)の関係だから2話でまとまってるようには見えないなあ。今回の柴崎組もぶーちゃん(福沢重文)のはなしではあったけど、映司とアンクに関わるカザリの提案は今週に入ってからのものだったし。え。はなしの中心が映司とアンクって私見? んなことないでしょ。
別にそれが悪いって言うんじゃなくってさー。やっぱ靖子さんの作風の良いところは、パッケージがどんなものだろうと物語の中心は、違う価値観を持つ人間が相手を理解する瞬間のカタルシスを目指していると思えることだと思うんだ。だから私はこのはなしの映司とアンクの関係がかなり好き。
あとやっぱ、アイテムの使い方としてのiphoneが、カザリの提案に対してアンクが映司を選ぶはなしのオチになる見せ方とかちゃんと上手いし面白いよね。こういうアイデアを入れてくるところはW序盤の面白さとも通じる感じで、どうかするとリアリティが怪しくなる映司という主人公*1を中心としたはなしで、ちゃんと物語としての面白さを担保している感じ。
メダルを使ったフォームチェンジも展開早くて退屈しないし、比奈(高田里穂)の存在も比奈、映司、アンクの人物像を描くためにちゃんと意味があって、これは靖子さんでもかなり良い仕事だと思う。来週も楽しみだが、子供のアイス食う君にぶーちゃんの欲望を笑う資格はないと思うアンクw。

*1:若いくせに達観し過ぎだろうw。