大切なことはすべて君が教えてくれた/第7話「求婚」

脚本:安達奈緒子 演出:関野宗紀
ほんと見れば見るほど疑問なんだが、佐伯ひかり(武田咲)はなんだって自分が不幸になることだけは許さないの? この子のやることって、自分は誰よりも幸福になる権利がある、そうでないのは間違っている、と思っているとしか思えない。頭オカシイだろ。
今週演出が妙に良くて際立ったんだが、このドラマって言ってることはムチャクチャだけど、その中で破綻なくまとまってはいるんだよね。それを見せられても「ああおはなしだなあ」としか感想の持ち様がないんだけど。すごいきれいごとなんだけど、加害者によりそったきれいごとなんだもん。佐伯ひかりの現状って完全に自業自得の身から出た錆じゃん。他人を傷つけて反省もせず、被害者ヅラしてる人間が相手にされないなんて当然じゃん。なんでそんなやつに歩みよって優しくしないといかんの? そんな中意を決して告白して、「あんたなんかに見合った相手だと思われるのは不愉快だ」と言われちゃう児玉(中島健人)可哀想。この子番組の序盤からひかりのこと好きだっただろ? 信じらんない。ひかりの性格が(θωθ)~*つーかこのひかりの言動を、否定しないことが是であるとするこのドラマのロジックが信じらんないよ。
校内でいちゃついてる修二(三浦春馬)とかありえんけどさ。つっか夏美(戸田絵梨花)の妊娠で、事情を隠して退職・修二は在職とかありえねー。隠せるわけないじゃん。どんな情報統制下だ。
むしろこの番組を見ていると、「脚本家の安達奈緒子ってナニモノ?」というのが気になってくるんだが。だって浅野妙子野島伸司のドラマがああなのはある意味当然だからさー。このはなしってこの人の作家性でこうなの? それとも注文に応えた結果こうなってるの? でも番組を作る上で、共感可能な人物設定って大事だと思うのー(θωθ)~*
あ。そういえば夏美の見合い相手が福士誠治だったのに笑った。「こんなやついねーだろ」ってはなしに、人的説得力持たせるところが確信犯で偉いよなー、このP。←ある意味ほめてるw。