花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011/#2

相変わらず瑞希前田敦子)の言ってることはイミフだし、「面白い」とは口が裂けても言いたくないけど、大分見るのが苦痛じゃなくなってきた。正直前シリーズよりは楽(^_^;。
やっぱりおはなしとしてすごい少女漫画なんだよね。登場人物全部子供であることが前提のおはなしだから、主人公の善意は動機として万能だし、恋する乙女は初対面の男をビンタしても許される。ただそういう世界の中で、プレッシャーゆえに飛べなくなる佐野(中村蒼)に蒼ちゃんがずっぱまりなので、「ほんと蒼ちゃんは性格の悪い男をやらせたら天下一品だよね」とみょーに感心してしまった。いや褒めてるよほんとw!
全体に大人から見ると「馬鹿だなあ」としか言い様のない理屈でできてる番組だけど、蒼ちゃんはじめキャストの若さで「まあ子供の言うことだから」と許せる感じはあるんだよね。お芝居の拙さまで含めて「責めても気の毒」みたいな。だって演出とかいろいろ下手感倍増なことさせられてるし(^_^;。つっかさせられてることの諸々が「ああ気の毒だなあ」と思わされる感じでさー。ホモ保険医(斎藤工)の工ちゃんとか、原作どおりなの分かっていても「なんか大変だなあ」って思ったもん。ただ中津(三浦翔平)見てるのが少々つらいのは、中津と瑞希と佐野の三者関係で見せてた前回にくらべ、前田敦子瑞希は最初から人の言うこと聞く気がないからさ。中津というキャラ自体があまりに影響力がなくてなあ。
翔平ちゃんには悪いが見てると可哀想になってくる感じ。
なんか言ってる内容は無茶なんだけど、キャラそれぞれ可愛げはあるんだよなー。

追記

なんかkorohitiさんとこにコメントしようとして思ったんだけど、前回のイケパラって、斗真のおかげで成立してた番組で佐野と瑞希の物語ってほとんどはなしに関係なかったんだよね。ここあえて役名と役者名を一緒に使ってるけど。
だからもともと関係なかった佐野と瑞希のはなしは抵抗なく別物として見られるし、オグリンと堀北の記憶はそんなに邪魔にならないんだけど(だってもともと誰がやっても良いようなはなしを、あまりはまり役とも思えない人が演ってたんだから*1)番組の真ん中にいた斗真の記憶はどうしてもどうしたって気になるよ。だって中津って番組の真ん中にいるだけで、この番組には佐野と瑞希の物語しかないんだもん。中身のないはなしの真ん中で、空回りさせられている翔平ちゃんには「酷だなあ」としか思えない(θωθ)~*
今度のはなしさー。大幅に舵取りして佐野と瑞稀と中津の三角関係のはなしにした方が良いよ。前回のはなしでいらないのは佐野と瑞希の方だったけど、今回いらないのは馬鹿騒ぎの方だもん。佐野と瑞希を描くキャラとして中津使わなきゃ勿体ない。
少女漫画をやる気だったら、そっちの方が良いと思うけどなあ。

*1:私は前シリーズで、絵柄の違う少女漫画が混じってるみたいでこのふたりは嫌だってずっと言ってたもん