花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011/#4

すまん。やっぱ私このドラマ好きかも。比べる感想って色んな人にとって不快かも知んないけど、この#4の出来ってかなり前シリーズの問題点を浮き彫りにするもんだと思うからちょっと言うよ。
正直ブロッサムのお嬢さんたちは思考回路とか人と形とか描写されてないんで良いと思わんのだけど、佐野(中村蒼)のマネージャーとか今週のこまり(荒井萌)とか、出てくる女の子の行動原理がちゃんと分かるから、多少呆れる部分はあっても一応共感可能なんだよね。んで今週のこまりちゃんとかは、なんで中津(三浦翔平)を好きになったとか分かるし(それで言ったら、佐野のマネージャーとかも佐野を好きだった理由は分かるな)、顛末を見た上で「良い子じゃん」って思うから、それに好かれる中津まで「良いやつじゃん」って思えるんだよね。
んで瑞稀(前田敦子)とかも、相変わらず勝手なやつだな意味分かんない、とは思うけど、佐野を好きな気持ちが真剣なことだけは分かるから、人間としての好き嫌いは別として、その真剣さだけは評価して良いじゃんって思えるし、キャラみんな真剣なことだけは分かるから、行動のイタさを「若いってしょうがないなー」と苦笑いですませる気になれるんだよね。前回ってこの瑞稀の行動原理が佐野への恋だって部分をぼかしてしまったから、やってることのイタさを真剣さの結果と割り引いて見る気になれなかったんだよ。
つかながら見で十分な程度の中身のない少女漫画ではあるけれど、この子たちの真剣さは見ていて微笑ましいよ。いやこまりの萌ちゃんが可愛かったから好印象がスケールアップしていることは否定しません。可愛い子のやることの方が寛大に見られるのはトーゼンですw。
あ。「付き合ってるって言いふらす」という保健医(斎藤工)には爆笑しました。青少年の幼い恋を真面目に描くこのはなしで、この大人のイタサはある意味現実的かも知れん(爆。ほんと工ちゃんの演じるロクデナシは魅力的だなあ。←ほめてる。
しかし蒼ちゃんの佐野は良いなあ。不器用だけど良いやつってところで、存在感の説得力が半端ないもんなー。