花ざかりの君たちへ〜イケメン☆パラダイス〜2011／#7

脚本：半澤律子　演出：都築淳一
今週演出の都築淳一って、前作でも演出してた人だよね。はなしの内容もあって、わざとみたいに様式的なお芝居は若干鼻についたけど、各話のはなしがどうこうつうよりこの番組自体にときめくよ。ごめんね変わり身早くてw。
やっぱり番組として別のものでキャストもかぶっていなくても、思い入れのある役者を大量投入した上で絶対もっと良くできた番組をわざとつまんなくされたとしか思えなかった番組が、今は今で思い入れのある役者を使って当時の不満点をクリアするものに生まれ変わっているのは理屈じゃなく盛り上がる。子供向けのはなしだと思うしすごいドラマだとも思わないけど、キャラキャストひっくるめて愛しいし、見守りたい気持ちは理屈じゃないです。
それでも瑞希（前田敦子）の性格はずいぶんだって思うけど、惚れちゃえばそんなの関係ないのが恋ってもんだし、佐野（中村蒼）や中津（三浦翔平）がそれぞれの立場で、それぞれに幼い恋心で一途に瑞希を思うと同時に、瑞希の幸福としての桜咲学園での生活を人間関係含めて守ろうとするのがすげー微笑ましい。みんながこんなに良い子な中で確信的に意地悪な保健医（斎藤工）も、子供の我がままを見守ろうと腹を括った大人っていうのは、ああいうもんだって思うしさ。
とりあえずこの番組に関しては、「みんなカワイイなあ」って思えるだけで文句ないです。だってほんとにカワイイもんw。