フランケンシュタインの恋/第5話

脚本:大森寿美男 演出:茂山佳則
ワタクシ的に大森さんといえば「悪夢ちゃん」なのでこの番組の脚本家が大森さんでもそんなに違和感はないんだけど、どういうつもりで見れば良いのか判断に困る番組だよねえ。ファンタジーにしたら生臭いし、現実にファンタジーな存在が紛れ込んだ時の違和感を狙っているのだとしたら、受け入れてる現実の方がよっぽどファンタジーだしさ。
この番組のトーン設定に頑張っているのは稲庭先輩(柳楽優弥)だと思うけど、柳楽君自身が若干モンスター臭のする役者だったりはするし。
面白くないかといえばつまらなくはないし、いい加減だと腹を立てることもないんだけど(むしろ大真面目にやってる感じなので無口にならざるを得ないというか)楽しくないというか「コレじゃない」感があるというか。だって人外役者の綾野君が今の表現力をフル活用でモンスターをやっているのに、こんな微妙なはなしにしかなっていないのは何故だって思う。
まあそういうのってオグリンとか斗真のドラマで感じたことだから、綾野君の番組でそんなこと思えるようになったこと自体見てきた冥利に尽きるというのもあるし、思うのは確かだけど綾野君が可愛いから良いやと思っているのも確かなファン心理w。
今週のはなしでいえば、深志さん(綾野剛)と嘘のはなしでなんでこういうはなしになるんだっていうのはあるんだけど、じゃあどんなはなしなら良いんだというのはあるんだよね。つーかこのはなしの微妙さって、津軽さん(二階堂ふみ)の言うことがうっとうしくて、問題解決のカタルシスを損なってるんじゃないの?感。