フランケンシュタインの恋/第6話

脚本:大森寿美男 演出:狩野俊
毎週おんなじこと言ってるのも嫌なんだけどさ。つまんないわけじゃないけどワクワクしないんだよね。「ああおはなしだなあ」と思うことと感情移入できないことはまったく別だと思う。仮面ライダーの世界に本気で感情移入して怒ったり泣いたりできるのが本来の私だw。
自分のことを“世界に居場所のない怪物”だと思っている人間なんかたぶん星の数ほどいて、そういう人がフランケンシュタイン人気を支えている部分もあるんだろうけど、「だってあんたほんとは人間じゃん。この人はほんとに怪物なんだよ」という事実の残酷さに、この番組は本気で寄り添ってないなーと思っちゃうのが感情移入できない理由。そんな番組の真ん中で本気で怪物を演っている綾野君の場違いさっていうのが、深志さんの可愛さに大喜びでこの番組を楽しめない理由です。感心はできても感動はできない。
そういってももう半分以上終わったこの番組が、今更そう違ったもんにもならないだろうけどさ。まあ最後まで見守りますが。
今週のはなしの感想としては、怪物の顔が良いってだけで、その悩みすら面白がれる普通の人ってザンコクだなあ、というだけです。深志さん可哀想。