僕たちがやりました/第7,8話

脚本:徳永友一 演出:瑠東東一郎
他人をゴミ扱いしてた市橋(新田真剣佑)がゴミ扱いされるようになったように、こいつらの“絶望”も償いもせず生きようとした自業自得だよね。のうのうと金使わせてもらって愛してくれとか寝言言ってるパイセン(今野浩喜)とか、友達だと言えるようなことおまえがしてないだろ、みたいなマル(葉山奨之)の絶望を、市橋と一緒にするのは市橋が可哀想な気はするけど。でも真っ当に罪悪感を感じていたからこそ秘密を抱えていた伊佐美間宮祥太朗)が、このタイミングでふられるのは可哀想な気がする。だって少なくとも伊佐美は自分が悪いことした自覚あったと思うぞ。
そういう意味で、マルやパイセンみたいにまったく事態を分かってないならともかく、多少なりとも罪悪感持ってるのに「それはそれ」にできるトビオ(窪田正孝)が一番分かんない。ある意味トビオが一番アタマオカシイ気がする。そのおめでたさのしっぺ返しが「友達だと思った」市橋の死なら、悪いけど「ザマミロ」って気はするよね。
市橋もトビオたちも同じだっていうのは、こいつら誰も自分のせいで死んだり傷ついたりした人間に申し訳ないとか思ってないことだよ。その点自分自身に絶望した市橋と違って、いくらでものうのうと生きていけるトビオたちがどうするかってのは、ほんとこいつらがどこまでクズかって問題でしかないよね。
しかし予告のアレは……。そもそも“学校で爆破事件”という時点で「えっ。シュアリーサムデイ?」というはなしではあったんだが、落とし前がアレか? あまりにもシュアリーサムデイだと思うんだけど(^_^;。