女子的生活/〜3話

「たった4話でなにをする気だ」と思っていたら3話で神回が来たよ。あと1話でどこに落とし込む気だ?
なんつーか、このドラマの志尊君にしても海月姫の瀬戸君にしても、元々の見た目のスペックが高いだけに“トランスジェンダー”というより「女の人の服でも着こなせる人」と見えてしまう私なんだが、その感じがみき(志尊淳)を描く距離感としてはまるよなー。
なんつーか、みきがこういう子だとしても幹生はおとうさん(本田博太郎)の息子だと思うし、あの状況を(にいちゃんだって殴られてんのにw)「女に手を上げるな」で済ませるのは正しい解決じゃないよね。でもあの状況はおとうさんが「幹生を理解したい』と思う最大限で、幹生は現時点の自分を“父親に正しく理解される”ことなんか望んでないと思うのだ。だって幹生だって自分のこと正しく理解してないと思うし。
このドラマがすごく面白いのは、みきというより幹生の性格の悪さ、こういう自分を受け入れて生きるための自己欺瞞とか虚勢とかを貫くための弱さを、後藤(町田啓太)というスーパー無神経な相方が平気で受け入れてるからなんだと思う。だって後藤の認識でみきって男友達だよね女の服着たw。普通ならもうちょっとみきの気持ちを慮る聡明な女の子とかを配置するんだろうけど、そんなきれいごとでおさまるはなしじゃないから、このドラマはそういうごまかしも含めたみきの現状を、そのまま見せることに徹しているんだと思う。
タイトルの「女子的生活」って中国語で「女の子の生活」なんだろうけど、ドラマ的には幹生というオトコノコの「女子的な生活」だよなー。いやー。いいドラマだw。