リンキング・ラブ

脚本:長谷川隆、金子修介 監督:金子修介

Twitterに流れてきた視聴者の感想(RT by 金子監督w)があまりにも面白そうだったのでつい買ってしまった。買ってから1ヶ月たつけどw。
2017年の女子大生が1991年にタイムリープして、最終的にアイドル史すら変えてしまうというありがちなはなしだが、総勢16人の女優勢によるAKBナンバーの完コピが見どころ過ぎてめっちゃ楽しかったです。アイドルオタクかよw。
実際「両親の離婚に傷ついた娘が彼らの未来にために奮闘する」というはなしとして見ると、肝心の両親があまりにも煮え切らない恋愛ごっこをしているので全然共感できないんだけど、女の子たちがアイドルになる楽しさに目覚めるはなしとして見るとめっちゃ面白い。ここで“アイドルになる楽しさ”と表現するのは、歌とか踊りに目覚めたってはなしじゃないんだよね。私は子供の時にアイドルごっこしたことのない女の子っていないと思うんだけど、可愛いかっこで踊るって、女の子の自己表現欲求の原型だと思うんだ。
この映画の中でもネタになるし、アイドルを語る時にしょっちゅう出てくるのが「やらされてる」っていうワードだけど、彼女たちはみんな「やらされることを選んでる」んだよね。人工的な操り人形を演じて、自信のない男の子を励ましてるんだよw。
中流れる「制服が邪魔をする」のフルVer.は本家を凌ぐ素晴らしさです。これだけでも見る価値がある。別にAKBとか好きじゃないけど、フォーメーションを組んで歌い踊るあのスタイルは、それ自体が元気をくれる応援歌だとは思う。
唯一気になるのは、「制服が邪魔をする」の前半ルーズソックスを履いているメンバーが、後半紺のハイソックスなんだよねー。これめっちゃ気になるw。

半分、青い。/〜25話

脚本:北川悦吏子 演出:田中健二土井祥平
ふと気づくと律(佐藤健)は最高(@バクマン!)だったりするんだが、変人の苦手な私には地獄のような幼少期が過ぎ、鈴愛(永野芽郁)が秋風羽織(豊川悦司)の漫画に出会ってからかなり見やすくなった。ワタクシ共感性の欠如した人ダメなんで。
そういえばちょっと前まで「モノローグの多いドラマだなー」と思って見ていたんだけど、最近モノローグも減ってるよなあ。鈴愛の中のパッションが言葉を必要としてないんですね。良いことだw。
現状家帰ったらすぐ録画見るくらいには楽しみにしています。タジオに爆笑w。
あまり苦手な展開にならないと良いなー、と見続ける日々です。頑張れタケるんw!

崖っぷちホテル!/〜2話

脚本:土田英生
今期はお仕事系のはなしが多くてストレスたまるよー。このドラマもけっこうつらいもんがある。
初回とかもう途中で見るのやめようかと思ったけど、結末がちょっと良かったんで視聴継続。今週も結末は良かった。しかしそこに至るまではかなりつらかった。
つらいのはさー。出てくる人間が仕事なめすぎなのもあるけど、総支配人の佐那(戸田恵梨香)が仕事にビジョンなさ過ぎなのが大きい。今週字海(岩田剛典)が言ってたけど、まともに仕事しない従業員に気ー使って客をないがしろにするとかありえないじゃん。そういう仕事観をなにも佐那に伝えていない先代もたいした人と思えないし、大体あの従業員連中は、先代からどんな教育をされていたの? 字海が絶対正義である番組の作り上の制約はあっても、佐那に寄り添う人間が誰もいないのもつらい。枝川(りょう)とかりょうがやってんだからツンデレかと思えば現状まぎれもないクズだし。
まあ元料理長が料理人のプライドを言ってくれたのはせめてもだが(正直「だてにイケメンキャスティングしてないなー」と思ったw)、今後みんな更生してくれよって思うなー。
と、文句は山のように出るが結末が好きなんだ。今週とか閉店間際とはいえ他の客は?、と思うけど、なんかもしかしたらすげー化けるんじゃないかと思うくらい結末で「まあ良いか」と思う。でもそこまでがすげーつらいから早く化けてくださいw。
しかしこの従業員連中さー。こんなことやっててホテルが3億の負債抱えて倒産したらどうなるか考えないんだろうか? ファンタジーだなあ。

わろてんか/〜最終話

脚本:吉田智子
最終日15分のほとんどが新喜劇、そもそも最終週のほとんどが出来過ぎためでたしめでたしだったがこれはこれで良いです。ふつーに面白かった。
いやあのさ。番組序盤、恋するおてんちゃん(葵わかな)が家を捨てて恋愛してた頃は見ていてムカムカしたけど、「最近面白いよ」と聞いて藤吉(松坂桃李)の死後視聴復帰した後は、てんってなんにもしてないんだよね。言い過ぎ?
とりあえず社長の立場で北村笑店のいろいろを見守ってるだけで、隼也(成田凌)の結婚の時くらいしかとりたてた決断もしていない。それが序盤ほど不快じゃなかったのは、北村笑店内のいろいろがちゃんと面白かったから、というのがあると思うし、見ていなかったせいで、「てんが社長としてでんと構えていられるような描写は、見ていない間にあったんだろう」と思えたのもある。←なんて都合の良い視聴者w。
でもまあ若い頃にもうちょっとちゃんと苦労してくれたら、成功がその都度カタルシスになったのに、というのはあったかな。
ラスト付近のご都合展開が気にならなかったのは、とってつけたリアリズムはこのドラマには合わないと思えたのもある。番組内のキャラクターがコテコテのくっさい芝居をして、それを見るキャラクターが楽しそうに笑っている。良い最終回だと思うもん。
むしろこの番組にしては出来過ぎた最終回かも知れないw。