MW—ムウ—第0章〜悪魔のゲーム〜

うんまあ隆志は可愛かったし、健もちゃんと良かったと思う。しかしこの脚本はあまりに乱暴というか、そりゃあ結城のしようとしてることを視聴者が知ってる前提でドラマを作るっていうのは、映画というものの見られ方としてそう非常識ではないかも知れないけど、ポンとこれだけ見せられた感想としては、極限状況があるというだけでドラマとして感情移入できないです。せめて結城と隆志のシーンがもうちょっとあれば、結城が隆志に殺させようとする理由というか、そういう行動をとる結城の人物像を見せるはなしになったと思うけど、これだけだったら「恋人を人質に取られて父親を殺せと言われました。絶望しながらも指示に従う演技をしてください」っていうエチュードと変わらないでしょ。
そういう状況での演技として、健はちゃんと隆志の気持ちを引き寄せて、上手にやってたと思うよ。でもまあ結城の仕事してる間ずっと自己完結しちゃってるから見せ方が一本調子とか、台詞がモゴモゴしちゃうくせは直らないなあ、とかあるけど、ゆかりに仕事の内容をとがめられて以降とか、葛藤とかそういうのが見える良いお仕事でした。
玉木君のスケジュールが空いてなかったのか知らないけど、結城の思想を隆志がどう思ってるかみたいなところをちゃんとストーリーで見せてたら、もうちょっとはなしとして面白かったかなあ。佐藤健の魅力は満喫できましたが作品としてはかなり微妙。でもハッタリかましてない分だまされた感はないって感じ(^_^;? あ。でも健PVとしてはともかく、隆志くん住むとこもないのに服買い過ぎw。
見せ方としてはやはり年相応の、子供じみた気持ちを見せる方が安心できるかなあ。父親にかばわれた後とか良かったし。結末は分かってたけど、隆志の選択とそれをする人物像は納得できました。
ちゃんと見返したい内容になっててうれしいですv。
あとどうでも良いけど、“イケメン俳優”の肩書きがグチャグチャになるような不細工な顔で気持ち表してると安心するよ。
ずっとこのままのタケるんでいてねw。