龍馬伝/第3話「偽手形の旅」

http://www9.nhk.or.jp/ryomaden/index.html
「こいつにならなにを言ってもどんなことをしてもらっても良い」と自分に思わせてしまう存在っていたりするから弥太郎(香川照之)の気持ちは分からなくはないんだけどさ。実際身勝手を通さなければ状況は動かないだろうし。でも「おまえ誰に食わせてもらってそんなこと言ってんだよー」とつっこませてしまう時点でやっぱ私として弥太郎はNGだ。香川さんあんまし好きじゃないし。←ああいう柄がダメ。
はなしの中身は薄いんだけど今週わりと面白かったのは、現時点で狭いエリアの友情ばなしでしかないこのはなしの、それぞれの立ち位置とか性格とか気持ちを薄い分丁寧に描いてたからかな。30日歩いたら高知から東京に行けるのかと思ったらむしろ吃驚するけど、田舎から東京さ行ったら無事に帰れんってある程度今でもある感覚だし(w)、それをやる友達へのうらやましさの混じったでも素直な以蔵(佐藤健)たちの励ましとか、そんな中で自負とか家主の責任が先に立つからこそ厳しいこと言っちゃうけど本質的には励ましてる武市(大森南朋)とか、そういうのは面白かったよ。始まった時点で「坂本龍馬19才坂本龍馬19才坂本龍馬19才」って3回唱えて見たから(・∀・)w
まあ一見優しいけど性善説過ぎて先のビジョンのない龍馬(福山雅治)の甘さとか微妙にいらっとくるし、弥太郎の気持ちを動かしたものは龍馬のなんなのかっていうのが先週同様結局描かれてないとかはあるけど、先週の百姓たちと違って弥太郎は子供の頃から龍馬を知っているんだから、最終的に自分も一緒に江戸へ、と思ってくれる龍馬の人の善さに感じたんだろうとそこは補完可能。つっか私TVガイドの龍馬伝完全ガイド買ったんだけど


ストーリーダイジェスト見たら脚本家福田靖の龍馬ageが微妙にイタイんだよね。その微妙にイタイ台詞がO.A.したものにないのは私の感覚が私だけのものじゃないからだと思って良いんじゃないかと思うんだw。
まあおじいちゃんおばあちゃんまで普通に見てる大河だし、このドラマが大筋で龍馬マンセーのものになるのは誰が脚本書こうと変わらないと思うから、じゃあどんな風に良いやつなのかすごいやつなのか、というのを納得させるのって演出とかキャストとかの仕事かなー、とかは思う。
そういうところで脚本が龍馬をマンセーし、演出が武市をマンセーするこのドラマってちょっとなんなのかなあ、とか思うけどねw。いやはは、台詞のやり取りとか脚本上はあくまで清廉高潔な人格者武市半平太の光を描き、抱える影を役者の演技にぶん投げるこのドラマって面白いなあ電王みたいw。大森さん見てるだけで視聴モチには十分なのに、それに絡む位置に健がいるだけで一週間が待ち遠しいよ! 今週道場で相手を負かした後の面の奥の得意そうな顔ったらw!
そういえば弥次郎(蟹江敬三)は可愛いじいちゃんだと思うけど、やっぱ自分の親には欲しくないなあ。いやろくでなしだから子供に愛情ないとかそんなわけじゃないのは分かるんだけどね(θ_θ;。番組に関係ないけど、弥太郎の生家ってけっこう大きくない? そう見えるだけ?